Inside Asian Gaming

2021 年 8月 IAG JAPAN 31 the North Strip with the Wynn–convention centre– RWLV triangle. “So yes, I think we are in a renaissance for that part of the strip.” There were, of course, plenty of obstacles along the way for Genting’s Las Vegas project, not least the COVID-19 pandemic which shut the city down just as construction was nearing completion. But recovery has been encouraging. Since restrictions began lifting earlier this year, Nevada has recorded four consecutivemonthswith revenues above US$1 billion, including an all-time record of US$1.23 billion in May – beating the US$1.17 billion mark set in October 2007. The May figure was also 25% higher than May 2019, particularly impressive given the absence of international visitors. It was amid this pent-up demand that RWLV opened its doors on 24 June. “The goal was to make our resort the most technologically advanced property in the market and to add something truly unique to the Strip.” – Scott Sibella 「目標は、当社のリゾートを市場で技術 的に最先端の施設にし、ストリップで他 には見られないものを加えることだった」 - スコット・シベラ しかし、回復度合いは背中を押されるようなものになって いる。今年始め、制限が解除され始めて以降、ネバダ州では10 億米ドル(110億円)を超える収入が4カ月続いており、5月には 過去最高の12億3,000万米ドルを記録した。それまでの最高 は2007年10月の11億7,000万米ドルだった。5月のその数字は 2019年5月を25%も上回るものでもあり、海外からの観光客が いないことを考えると、特に素晴らしい結果と言える。RWLVが6 月24日にその扉を開けたのはこの繰延需要の中だった。 新型コロナのパンデミックからの恩恵は他にもある。 「ここ10年以上の間で始めてストリップに建設されたリゾー トであるために、自然に新体験がぎっしり詰まったラスベガスで 最も清潔で安全なリゾート体験を作り出すというアドバンテー ジがあった。それは単純に今日あるテクノロジーと進歩が10年 前には存在していなかったからだ」とシベラ氏は説明する。 「我々のチームはインフラの評価に一生懸命取り組み、公衆 衛生と安全に超フォーカスする新たなレンズを通じて、リゾート 全体の全ての接触点を見直した。 巻頭特集 2020年は誰もが予想だにしなかった前例のない障害をもた らしたが、我々のチームは変わらず自らの目標に焦点を定め、 障害の克服のために一致団結し続けた」 美学的な見地から、RWLVは、2016年12月にオープンし、その たった14カ月後に幕を閉じた中国がテーマのラッキードラゴン を襲った運命、安っぽい誤認識の罠に陥ることなくアジアルー ツを強調する微妙なラインを攻めている。 RWLVには「アジアの明らかな影響」があり、微妙にシンガポ ールやマカオにある世界トップの統合型リゾートを参考にして いるが、それはパンダ展示ややりすぎ というほどの中国的リゾ ートの可能性が噂されていた当初に多くの人が考えていた形で はない。 明らかに彼らはそこから離れていって、よりアジアの影響を 受けたものへと戻ってきた」とバーナード博士は言う。 シベラ氏はそのような噂はRWLVに関するよくある誤解だと 主張する。

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