Inside Asian Gaming

2021 年 6月 IAG JAPAN 29 Jeju’s figure of 512 gaming tables is more than twice that in the capital city of Seoul, with 215, despite the cityof Seoul attracting 17.5 million visitors in 2019 compared to Jeju’s 15 million. 2019年にソウルのカジノを訪れた人の 数は1,750万人で、済州は1,500万人だ ったにもかかわらず、済州島にはゲーミ ングテーブルが、首都ソウルの215台の 2倍以上にあたる512台もある。 具体的な地名は挙げられていないものの、フィリピン、カンボジ ア、ベトナムそしてオーストラリアなどの国と並んで韓国は確実に 対象国であると予想された。 「このブラックリストは韓国のカジノ事業者にとって懸念事項 であるはずだ。 外国人専用カジノは長い間中国人(ギャンブラー)をターゲット にしており、多くが中国のジャンケットプロモーターとの取引関係 を発展させてきた」。クレナバウ氏はそう語る。 中国の取り締まり強化とコロナ禍がもたらした海外旅行の問 題を考えると、それらの関係性が試される可能性は高い。 ゲーミングコンサルタント会社、ユーロ・パシフィック・アジアで マネージングパートナーを務めるショーン・マクカムリー氏はこう 話す。「ゲーミングの視点から見ると、韓国はジャンケットまたはプ レミアムのダイレクトプレイヤー達にとって最も人気がある場所で はない。 融通の利かない経営スタイル、極寒の冬、そして外交政策の方 針による政治的な問題があることで、他の東南アジア諸国と比べ 巻頭特集

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