Inside Asian Gaming
2021 年 5月 IAG JAPAN 85 Soon, in addition to the brand new IGS, there will be seven dealer training schools in Osaka. 間もなく産声を上げる「IGS」をはじめ、老舗の日本カジノスクー ル、日本カジノ学院、「IRGI JAPAN」など現在、7校ある大阪のディ ーラー養成校は今後も個性をぶつけ合っていくことだろう。 ま たひとつ、大阪に鳴り物入りのカジノディーラー 養成学校が誕生する。IGS(International Gam- ing School)大阪校(大阪市中央区)は世界最高 基準のディーラー育成を目指し、7月開校予定。す でに学校説明会、体験授業などの準備も着実に 進んでいる。 このスクールの特徴は大阪校校長兼IGSゲーミングインストラ クター、北垣智佑貴氏の言葉を借りれば「世界的な組織力」と言う ことになる。なるほど、最高顧問のスティーブ・キャロル氏は世界中 で40年以上にわたり、カジノコンサルタントやカジノマーケティン グに関わってきた。 北垣氏は「シンガポールのマリーナベイサンズホテルの立ち上 げなど、100カ国以上のカジノオペレーションを担ってきた。そんな 彼らが私たちの日本でのIR事業に必要な人材育成のためのスク ールをつくる企画に賛同し、サポートを約束してくれた。バックボー ンとしては絶対に欠かせない人物」と話す。 もう1人の重要人物はIGS名誉校長のロイ・ウィートリー氏だ。こ ちらもカジノ業界40年のベテラン。オーストラリアでカジノディーラ ーとしてのキャリアをスタートさせ、シンガポールでのマリーナベ イサンズホテルの完成にともない現地でゲーミングインストラクタ ースクールを開校し、成功を収めた実績がある。 「マリーナベイサンズやゲンティンが運営するクルーズ船との 太いパイプは彼ら抜きでは語れません」 明確な出口戦略 こう話す北垣氏自身は2005年に日本初のカジノ養成学校「日 本カジノスクール」を卒業し、その後米国ラスベガスのディーラース クール「PCI」へ。そこから韓国・ソウルの「セブンラックカジノ」経て 一時帰国すると、2014年からシンガポールのマリーナベイサンズ でディーラーとして腕を磨いてきた。複数の国のカジノ事情を知る のは大きな強みかもしれない。 北垣氏によると、このIGS、実は2020年4月に大阪・南港に開校 する予定だったという。しかし、延期となり、その後はコロナ禍で開 校がここまでずれ込んだ。 今回のスタートを前に世界基準のプログラム、最先端のゲーム テーブルで学べる点をセールスポイントとして強調。さらに、ラスベ 日本
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