Inside Asian Gaming

2021 年 4月 IAG JAPAN 37 The NSW Bergin Inquiry found that Crown’s largest shareholder, James Packer, had asserted undue influence on the Board. NSW州のバーギン調査によって、クラウンの筆頭株主であるジェームス・パッカー氏が取締役会に対して不適切な影響力を行使していたことが判明した 巻頭特集 ラックストーンが不動産を所有し、事業者(MGM)から家賃を受け 取る。ブラックストーンは、クラウンを、プレミアムホテル/観光資産 を保有する不動産会社、そしてカジノを運営する会社 (承認/適格 性/適切な所有者を見つけることが条件)に分けるという同様の戦 略を適用しようとする可能性がある。 ブラックストーンがカジノを運営できない、または運営したくな いという場合、スターは所有者のために運営を行う会社として適 格性をより容易にし、同時にオペレーションに対するサービス料金 を取りつつ、またシドニーでの競争を避けることができる」。 クラウンがまとめてライセンスを失うことはあり得るのか?グリ ーン氏によれば、そのような可能性は低いと言う。たとえその行為 の後始末をするためのクラウンの努力にまだ納得がいかないまま であったとしても。 「今の問題とは、彼らは実際にこれら王立委員会の終了までに 特定されているであろう多くの欠陥や欠点を是正することができ るのか?というものだ」グリーン氏は問いかける。 「その欠陥が非常に根深く、(クーナン氏を含む)全員 が完全に変わらなければ、実際には不可能だという意見 がある。そこで問題になるのが、誰が取締役会に加わる のか、そして過去にしっかりと監視できていなかったので はと指摘されていることを考えると、規制当局側は適格 性を確保するために、今回はどのようなプロセスを適用 するのか?調査結果というのがあまりに重大すぎてクラ ウンが適格性を満たせず、ライセンスを失うリスクが生じ る可能性はあると思う。しかし、政府はそれら収入源と関 連が深いために、クラウンに退場を宣告し、ライセンスを 他の誰かに与えるというのは大きな決定になるだろう。 結局は起こってしまったことは起こってしまったことで あり、たとえ資金洗浄があったと証明できたとしても、彼 らにはおそらく巨額の罰金が科され、そして気持ちを切り 替えて前に進む。それが唯一の落とし所になるのではな いだろうか」 。

RkJQdWJsaXNoZXIy OTIyNjk=