Inside Asian Gaming

IAG JAPAN FEB 2021 64 will argue its roots in Hong Kong and Macau set it apart, but it’s unlikely to be perceived that way in Japan. Melco hasmade its near obsessionwith Japan clear for the past 15 years. Chairman and CEO Lawrence Ho readily and regularly highlights his passion for the country. In addition to his famous “whatever it takes” statement, he has promised that both he and his entire executive teamwill move to Japan should the company win a Japanese IR license. There are even Japanese- style toilets in flagship hotel Morpheus at City of Dreams in Macau! Formerly following an Osaka-first strategy, Melco has now switched to Yokohama-first. In December last year, Melco confirmed to IAG that it was still willing to invest US$10 billion in a Japanese IR (despite the current pandemic), pointed to its prior hands-on history with successful partnerships and claimed an “embedded Japanese culture in its management and operation.” On the downside, fairly or not, some criticize Melco for a form-over-substance approach, and there is no doubt the company comes across as more daring and risk-taking than its peers. Whether that is perceived as a good thing (think of the Japanese obsession with design, beauty and tech) or a bad thing (think of the conservatism of the Japanese establishment) remains to be seen. And, along with Galaxy, Melco shares the fact that it will be perceived as a Chinese company. SJM had made their interest in Hokkaido known, but since Hokkaido effectively withdrew from the race, for the first round at least, we’ve heard nothing from SJM. If they are making representations behind the scenes, they are keeping very quiet about it. Suncity is of course not strictly a Macau operator, but their power base is in Macau. Their history of being a VIP gaming promoter with clubs in all six Macau concessionaires, and a number of other properties around Asia, has allowed them to gain valuable experiencewith a very wide range of IR offerings across ら良いこととして認識されるのか、同国の保守主義を考えたら悪い ことになるのかは、まだ定かではない。そして、ギャラクシーに加え てメルコも、中国企業と認識されるであろうと考えている。 SJM は、北海道に関心を見せていたが、北海道が事実上撤退し たため、少なくとも第1段階についてはSJMから何も聞いていない。 水面下で陳情しているとすれば、とにかく徹底的に黙っていること になる。 サンシティ は当然、厳密にはマカオの事業者ではないが、その 基盤はマカオにある。これまで、マカオの6社全てのコンセッション 保有者にクラブがあるVIPゲーミングのプロモーターを務め、アジ ア各地に多くの施設を所有してきたことから、大陸全体で幅広いIR サービスを提供し、貴重な経験を積んできた。サンシティグループ は、2007年に正式に設立されたが、アジアのゲーミング業界におけ るそのルーツは数十年前に遡る。ベトナムのホイアナに施設がオー プンしたばかりで、マニラのウェストサイドシティ・リゾートワールド は現在建設中であり、ウラジオストクのティグレ デ クリスタルの過 半数を保有し、韓国とカンボジアで事業を展開しているなど、アジ ア全域でIR事業者への転換を目指す同社の願望は明らかである。 サンシティが世界的に有名な建築事務所AEDASと共同で開 発した「IR 2.0」のコンセプトは、「和歌山県の歴史的伝統、自然の 景観、文化的エッセンス」を融合させたものだと言われている。同 社は先月、和歌山のマリーナを活用し、マリーナシティをヨットの 港に変え、スポーツと地域資源を中心とした和歌山のイメージ を発信する持続可能な観光を創出することを明らかにした。さら に、F&Bやエンターテイメントの提供など、同社が多様な非ゲーミ ング分野に長い歴史を持っていることが、今回の入札を後押しし ている。同社は素晴らしいことに、現地での繋がり、和歌山のオフィ ス、日本やアジアのメディアを活用した十分に調整されたPRキャ ンペーンなどを介して、「IR 2.0」のコンセプトを日本とより広いア ジアの業界に向けて惜しみなく宣伝および説明している。 ギャラクシー、メルコ、SJMと同様に、サンシティは中国企業とい う認識を克服する必要があるが、大手の老舗IR事業者であれば難 しいとされる、日本主導のマルチパーティーのコンソーシアムの中 に深く食い込んでいく能力を持っている。これは彼らにとって、切り 札になるかもしれないのだ。 北米の事業者 ハードロック は、アジアのゲーミングブランドとしても、ラスベ ガスのアイコンとしても日本では知られていないため、過小評価 されがちだ。よく知られているのはハードロックカフェの方であ り、1983年に東京の六本木に第一号店をオープンして以来、全国 に6店舗以下を展開している。しかし、ハードロックは、アメリカの JAPAN