Inside Asian Gaming

IAG JAPAN JAN 2021 74 removal of restrictions in 2018 has been supercharged by the increased amount of free time people have had as a consequence of the lockdown, leading to huge increases in betting turnover. Publications previously focused solely on fantasy sports including FanDuel, DraftKings and even BarStool now operate proprietary sportsbooks with a majority of transactions occurring online. Enlargement of this sector is likely to continue as traditional casinos seek to market online sports gaming products to their legions of customers that are less willing to journey to the resorts for their amusement amid health safety concerns. We can also expect a greater number of M&A transactions in this space, as formerly staid casino owners seek future growth in an online world. Applying some of the lessons that have benefited sports gaming in the USA, how then could technology and a shift to online product offerings play a greater role in helping to shape the future of casino gaming in Asia? With online and streaming content capturing a larger portion of people’s idle attention, competition for consumer discretionary spend is increasing in intensity. In this environment, IRs will need to develop new and innovative products that take into account changing customer preferences in order to remain competitive. Most critical is the idea that all casino transactional activity takes place solely on the gaming floor. Historically this was practical given ために設計された運営手順の必要性を考えると、従来はこれが実 用的だった。また、消費者需要も十分にあり、プレイ体験をカジノ エリアの外へと持ち出すことが必要ではなかった。 しかしながら、今の環境においては、消費者がゲーミングフロア の外を含む多数の場所で参加できる雰囲気を作り出すことが、業 界が顧客の気まぐれで急速に変化する好みに確実について行く中 で重要となる。例えば、常連客がホテル客室から、施設内のレスト ランから、またはIRが営業する法域のどこからでも賭けを行うこと ができるようにすることで、IRは今回の新型ウイルス流行の結果失 われた需要を一部相殺することができる可能性がある。規制上の 柔軟性が増加し、ゲーミング商品の規制緩和がより進む方向に向 かっていることによって、さらなるベッティング・ターンオーバーおよ び利益が生まれる可能性が高い。KENO(キノ)は、カジノエリアの 外へとゲーミング活動を広げる、影響の少ない高マージンゲーム の良い例だ。オンライン版があるということも、人気が高いと証明 され得る。 確実に、企業はそのようなユニークなサービスを提案するため の技術を開発し、規制機関からの承認を得る必要がある。その上、 これらのコンセプトは、「入口の障壁」撤廃がスポーツくじで行われ COLUMNISTS たのと同じ方法でなおも追加の需要を刺激する可能性がある。し かしながら、当局の承認を得ることが主要なハードルとなり、政府 は頭をやわらかくし、進歩的な考え方をして、過去の成功に甘んじ ないということが必要になる。 公正な立場で言うならば、アジアのカジノゲーミング規制機関 はとても良い。彼らは、ピーク時で1年に500億米ドル以上のゲーミ ング粗収益を生み出す業界を取り仕切り、普段は最小限の介入で ライセンス保有者が営業できるようにしている。しかし、もし当局 職員が先を見据えたアプローチを取らずに、変化するマーケットト レンドに即座に対応する能力を発揮しなければ、その収益の大部 分は失われる危機にある。例えば、モバイルのベッティングプラット フォームでの取引を円滑にするためにIRによるデジタル通貨の使 用を認めることが、顧客とのやり取りの増加に拍車をかける重要 なきっかけとなり、結果ベッティング・ターンオーバーの増加につな がる可能性がある。 その素晴らしい価格変動によってほとんどの人の意識がビット コインに向いている一方で、国営または中央銀行のいずれかが承 認したデジタル通貨商品の開発及び活用によって巨額の流動性 が解き放たれる可能性があり、本当に必要なセクターに刺激を与