Inside Asian Gaming

IAG JAPAN JAN 2021 38 nation’s first integrated resorts to the second half of the decade. This was announced in December at a joint sub- committee meeting which included the Liberal Democratic Party’s Ministry of Land, Infrastructure and Transport, the ministry responsible for the rollout of IRs in Japan. The announcement followed the recent postponement of the application period for local governments, originally between 4 January and 31 July 2021 but now delayed approximately nine months to between 1 October 2021 and 28 April 2022. Joji Kokuryo, Managing Director of Japanese consulting firm Bay City Ventures, has been following the Japanese IR story for years. “Operators and local governments are generally in agreement that the joint planning process will need at least six months to do effectively,” he says. “This means local governments in Japan should be selecting their operators by the end of summer at the latest.” The next six to eight months are going to be a very busy time for prefectural governments. Each will need to begin their RFP processes as soon as possible in order to have selected their operator partner by say 3Q21 at the latest. On the subject of operator selection timing – we should consider that the best predictor of future behavior is past behavior. Given the delays in the process so far, it would not be at all surprising if a reason arose to delay the entire process once more. Were that to happen, potential new entrants such as Tokyo, Aichi, Chiba, Hokkaido or even other locations would be much more likely to enter the fray. れていたが、およそ9か月間延期されている。新たな申請期間は 2021年10月1日から2022年4月28日。 日本のコンサルティング会社、ベイシティ－ベンチャーズの國領 城児氏は、日本のIRの軌跡を長年追ってきた。同氏は、「事業者と 地方自治体は、効果的に行うためには共同の計画プロセスに少な くとも6か月はかかるという考えでほぼ一致している。これは、日 本の地方自治体が事業者を遅くとも夏の終わりまでに選定しなけ ればならないことを意味する 今後6か月から8か月は、都道府県にとって非常忙しい時期にな るだろう。各都道府県は、遅くともだいたい21年第3四半期までに 事業者パートナーの選定を完了させるために、出来る限り早急に RFP手続きを開始する必要があるだろう。 事業者選定のタイミングに関して、過去の行いを見れば未来が 最も良くわかるということを考えるべきだ。これまでのプロセスで の先送りを考えると、プロセス全体を再び先延ばしにする理由が 発生しても、全く驚くべきことではない。そうなったとすれば、東京、 愛知、千葉、北海道もしくは別の場所すらさえもあり得る新規参入 候補地がレースに参戦する可能性ははるかに高くなるだろう。 国の政府への申請が行われれば、その勝者を選ぶのはいつに なるのか？そしてその後、実際にはいつIRがオープンし、最初の賭 けが行われるのか？これが、プロセス全体がはるかに流動的にな る時だ。 事業者と開発地の選定と、カジノテーブルに最初のチップが置 かれるまでの間には多くの手続きが存在する。市町村、都道府県、 そして国のレベルで数多くの承認を得る必要がある。規制機関と の協議、資金調達問題、パブリックコメント。そして専門家の中に は、日本の厳しい建築要件と労働基準によって、建設作業は通常 よりも50%長くかかると予想する人もいる。さらに、ゲームのルー ルが構築されている方法のせいで、日本では施設の初公開を段 階的に行うことは難しく、テープカットを行う前に、基本的には全 てが完成していなければならない。日本政府は、現在最初のIRを 「2020年代後半」にオープンさせることを目指しているというが、 あらゆることを考えた時に、それが2030年代になるということもあ り得る話だろう。 COVER STORY