Inside Asian Gaming
2020 年 12月 IAG JAPAN 27 The infinity edge pool at Hoiana Hotel & Suites. ホイアナホテル&スイートのインフィニティプール ベトナム政府による3年間の実験施設の1つに指定されている フーコック島のコロナ・カジノを除いてベトナムでは国民によるゲ ーミングはまだ禁止されいる。従って今年ホイアナの一部アトラク ションをオープンするという決断は主に、「練習という話なら、我々 は洗練されているようにする絶好の機会として見られています」と ウォルステンホルム氏は話す。 しかし、現在ゲーミングテーブル140台、1,000台の容量があるも マシン346台しか稼働していていないホイアナ・サンシティでのビ ジネスは驚くほどに好調で、広範囲の駐在員コミュニティに後押し されている。 同氏はこのように続ける。「ウイルス拡大のため、ベトナム国内 のマーケットや国内駐在外国人のコミュニティに焦点を絞りまし た。 国民は、二重国籍者ではない限りプレイできません。しかしベト ナムで生活や仕事をしている駐在員が多くて、現在韓国人、中国 人、日本人は我々の主なマーケットとなります。 素晴らしい施設があり、1階がオープンしている。そして毎日ドア を通ってビジネスが入ってきています。 そして国際市場が戻ってきた時、というか戻りますが、政府がパ ンデミックを上手く乗り切ったために、ベトナムでは特にその回復 が早いと信じています。価格面でベトナムは非常に合理的であり、 ロケーションもとても魅力的です」。 長期的には各社がそれぞれの専門分野で実力を発揮するため に、ホイアナはその独特の所有権のミックスから利益を得るとウォ ルステンホルム氏は見ている。 同氏は「その一つがVMSで、ホテル経営を行うローズウッドに関 連会社を持つ安定した香港の会社です。 また我々には現地パートナーのビナキャピタルもおり、ベトナム でビジネスを行うことへの高い理解力があります。そしてサンシテ ィは一流ジャンケット事業者で、カジノ運営そして飲食や小売とい った施設の運営に積極的に関わりたがっています。 だから、この組み合わせは理想的なものなのです」と話す。ロー ズウッドの存在は重要だ。超高級ホテル分野でアジア最大手の1つ とよく見なされる、香港を拠点とする同グループは、第1フェーズの 巻頭特集
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