Inside Asian Gaming

2020 年11月 IAG JAPAN 23 2020 パワー50 I nside Asian Gamingがアジアンゲーミングパワー50を初めて 発表してから12年が経った。そしてその後の道のりというのは 大変素晴らしいものであった。 2008年に始まったこのイベントは、我々の業界を動かす人物を 楽しくかつ画期的な方法で確認するもので、関係者全てが心待 ちにする年に一度の大イベントへと進化してきた。アジアンゲーミ ングパワー50をまとめる作業は、興味深く、学ぶことの多い、しかし 骨の折れる疲れる作業でもあり、かつ「正しく行う」ためには大きな 責任が伴う。 2020年は我々が言うところの「ビッグ50」の13回目の選定とな り、始まった頃を振り返って、当時からどれだけ大きく変化したか、 または変化していないかを考えることは楽しいものだ。2008 アジア ンゲーミングパワー50にランクインした人物の中で、2020年になっ てもなおランクインしているのは13人しかいないと聞くと驚くかも しれない。しかし、当初の上位10名のうちの5名が現在もランクイン し続けている。 日本、ベトナム、カンボジアそしてその他アジア諸国での新たな フロンティアの台頭など、アジアのゲーミング業界が現在も拡大を 続けていることを考えると、12年後の2032年に誰がランクインして いるかを是非見てみたいものだ! 進化 2008年のアジアンゲーミングパワー50の誕生はこの地域のラン ドベースカジノ業界で起こった改革と時を同じくしており、ザ ベネチ アンマカオが2007年にその扉を開いてから12カ月後のことだった。 それ以来、たった6.7㎢しかない小さな土地が、地球上で最も豊 かな場所、世界クラスの統合型リゾート、シティー オブ ドリームス、 ギャラクシー・マカオ、MGMコタイ、サンズコタイセントラル、スタジ オシティ、ウィン・パレスそしてザ・パリジャン・マカオのホームとなっ た。 この大きな成功を収めたアジア統合型リゾートモデルは、その後 この地域に瞬く間に広がっていった。近年では、フィリピンがアジア

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