Inside Asian Gaming

2020 年 8月 IAG JAPAN 67 知識を得た顧客ベースを作ることだ。ゲストが容易にアクセスでき る様々な情報を用意しておくことがかなり効果的であると証明さ れている。 シンガポールのマリーナベイ・サンズが採用するRGの取り組み の1つが、パンフレットなどのRG関連資料が常にゲーミングフロア の目につく場所にあり、それが偏見を助長しない方法で設置され ているようにすることだ。 最前線のスタッフはプレイヤーとの最初の接触点である場合が 多い。適切なスタッフ研修によってスタッフは、プレイヤーが自身の ゲーミングを安全な状態にしておくのを支えるのに必要な知識と 自信を得ることができる。プレイヤーのニーズを認識し、それに応 える彼らの能力こそが、思い出に残るプレイヤー体験を作り出す。 これによって一度限りの客をリピーターに変えることができる。 現地にプレイヤーインフォメーションセンターを設置しているこ とが、事業者のプレイヤーのための予防対策へのコミットメント を際立たせる。カナダのオンタリオでは、プレイスマートセンター が、26箇所以上のカジノで年間30万人以上のプレイヤーをサポー フォーカス トしている。そのスタッフはプレイヤーに安全なプレイに関する情 報を届け、教育イベントやサポートを提供する。毎年の評価が一貫 して、同センターがプレイヤーと事業者の両方から高い評価を受 けていることを示している。 RGのインパクトを測定すること。 「重要業績評価指標(KPI)」を設定し、継続して評価すること が、RGの効果を測るのには不可欠だ。その大きな理由は「業界が 常に進化している」という点だ。プログラム評価、顧客リサーチ、そ して認定というものは、事業者や規制機関がRGプログラムを測定 するのに使用するツールのいくつかにすぎない。 これらの結果が、RGプログラムへの継続的な改善点を知らせて くれ、規制機関には持続可能なプレイを強化する政策変更を提言 してくれる。 詳しい情報はwww.responsiblegambling.orgから 。

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