Inside Asian Gaming

2020 年 8月 IAG JAPAN 45 ベン・ブラシュク:新しい役職への就任おめでとうございます。SGの アジアVPとして達成したいことは? クリントン・ロング: 2013年にこの会社に入社してからの時間、こ の地域での急速な成長に関わることができて幸運でした。当社 は、業界に提供するソリューションに関しては極めて多様な会社 で、それこそが私が最初にこの会社に入った重要な理由です。 私のゴールは、存在する機会から利益を得られるよう適した人 材、製品、サービスが揃っていることを確実にしながら、継続して事 業を拡大し、地域全体でのブランド力の強化を助けることです。私 は2007年からアジアゲーミング業界で働いており、新興市場だと 言える場所で長い時間を過ごしてきました。ですので、各マーケット についてくる微妙な違いに関して豊富な経験があります。アジア市 場の多くに、特に新規オープンや拡張など、今後3年から5年の間に 数多くの機会があります。 確実に成功に向けた正しい戦略を実行する中で、VPとしてチー ムにリーダーシップとガイダンスを与えることが私の役割です。 BB:周知のとおり、ケン・ジョリー氏からその役職を引き継がれま した。ジョリー氏から学んだことは?そして自分自身のやり方で、ど のような変化を起こしていこうとお考えですか? CL: ケンの経験と実績は明白です。2000年代前半から半ばまで、彼 特集 はアジアでアリストクラートのビジネスを確立し成長させることに 尽力しました。私が2007年に、それまでいたシドニーからシンガポ ールに拠点を移し、新興市場のいくつかでアリストクラートのプレ ゼンス拡大に関わるメンバーに加わった頃です。 2013年にサイエンティフィック・ゲームズで再びケンの仲間に加 われることを非常にうれしく思いました。彼はチャンスを逃さない こと、そして世に出て、一生懸命働いて結果を残すということを教 えてくれました。さらに、ケンが常々得意としていたのが、素晴らし い才能を惹き付け、周りに強固なチームを築くことでした。SGアジ アのチームは素晴らしい才能で溢れていました。私の目標は、引き 続き社内でその文化を育み、従業員のやる気を継続させそして彼 らの知識を伸ばし続けること、そして今後も優秀な人材が集まって くれるようSGアジアを選ばれる会社として位置づけていくことで す。ゲーミング界で有名なリーダーの後任ですから、大きな責任を 感じています。 BB:また、気付けばこの役職に就任されたのは、この業界がこれま で直面してきた中で最も困難な時期の1つです。まずは、新型コロ ナウイルス感染症(COVID-19)はアジアでSGにどのような影響を 与えましたか? CL: 今回のパンデミック中にケンから役職を引き継いだことが非

RkJQdWJsaXNoZXIy OTIyNjk=