Inside Asian Gaming

IAG JAPAN JUN 2020 44 IN FOCUS the way they want. I know from my time as a regulator in Victoria, we used to see the data from Crown so we knew how many people were excluded, we knew how many of those were self-exclusions and we knew how many of those people breached their exclusion, because when they did it was a technical breach of the law. What we saw was that most who self-excluded obeyed the requirement because it’s a tool they wanted to work for them. When exclusion is permanent the player might be less likely to try it because they think they are limiting their future enjoyment. “But we also know that people who exclude for six or 12 months generally don’t come back to the casino anyway. It breaks the cycle for them and they don’t return. So I think self-exclusion is a really good example of empowering." Notably, the declining rate of those suffering from a gambling problem in Singapore has come at a time when the number of people to have self-excluded from Singapore’s casinos has risen substantially, up from 190,927 in 2014 to 348,856 in 2018. None of which would come as much surprise to MacDonald and Eadington, who could very well have had Japan in their sights back in 2008 when they pointed out the far more inherent dangers that exist with forms of “convenience gambling” – such as pachinko – compared to IRs. “Alternatives such as permitting the proliferation of electronic gaming devices in arcades or bars or taverns (so-called convenience gambling) limits the economic and catalytic power that might be associated with integrated resorts,” they wrote. “Furthermore, the ability to control for excessive or problematic gambling through exclusionary strategies is far more difficult for convenience gambling than it can be for highly regulated and cooperative integrated resorts. “It will be interesting to see which countries will be next to accept and act upon these scientific observations by harnessing the economic potential that integrated resorts promise with thoughtful and effective legislation and implementation.” ーム研究所、地元のゲーミング事業者やその他の非政府組織と円 滑にずっと協働しています」。 マカオのギャンブル依存症率を減らしたもうひとつの成功の鍵 は、依存を抱えたプレイヤーが最長2年間、カジノへの出入り禁止 の申請が出来る、政府が定めた自己隔離制度にある。そのプロセ スは、コーヘン氏が言うには特に効果的である。 「私がとても大切にしていることのひとつには、人々は自身の ギャンブリングを管理するための能力が必要であり、実際の調査で は、自らのギャンブリングを管理する権限を持つ人々は、ギャンブル する量を制御することでより良い結果を得ており、自己隔離制度 は人々に自信を与える手段のひとつであるということを示してい ます」と彼は述べた。 「カジノの要請というより、むしろ自発的に行うというプロセス は、人々が自ら望む方法で行うということで、彼らに自信を与えま す。私は、ビクトリア州で規制官として時間を過ごしたのでわかり ます。我々はクラウンカジノからのデータをよく見ていたし、隔離さ れた人の数、自己隔離をする人の数、そしてその隔離を破った人数 を知っていました。なぜなら、彼らがそれを行なったときは厳密な 法律違反だったからです。我々が見たのは、彼らがそれらのために 取り組みたかった手段なので、自己隔離したほとんどの人が要件 に従ったということです。 彼らは自身の将来の楽しみが制限されていると考えているの で、隔離が永久的に続く場合のプレイヤーはそれを挑戦しそうに ないかもしれない。 しかし我々は、６〜12カ月間隔離した人々は、一般的にカジノ にどうやっても戻ってこないということも知っています。それは彼ら のサイクルを壊すことであり、彼らは戻ってきません。だから私は、 自己隔離制度はとりわけ自信をつける本当に良い例だと思いま す。シンガポールのカジノから自己隔離をする人々の数は、2014 年の190,927人から2018年の348,856に大幅に増加したのと同時 に、現地のギャンブル依存症率は一気に減少しました」。 例えばパチンコのような、IRと比較して「手短かなギャンブル」の 構造に潜在する大きな危険性があることを指摘した2008年頃に、 日本に万全の狙いを定めていたマクドナルド氏とイーディントン 氏にとって、どれも驚くほどのものではなかった。 「アーケードやバー、酒場（いわゆる手短かなギャンブル）での 電子ゲーミング装置の急増を許可するような代替策は、統合型リ ゾートに関連する可能性がある経済的且つ触媒力を制限します」 と、彼らは書いた。 「さらに、排他的戦略を通して、過度または解決し難いギャンブ ルを制御する能力は、高度に規制された協調的な統合型リゾート よりも、手短なギャンブルのほうがはるかに難しい。 統合型リゾートが、思慮に富み且つ効力のある法律と実施を約 束する経済的可能性を利用し、次にどの国々がこれらの科学的観 察を受け入れその上で行動するのかを見ることは、興味深いだろ う」 。