Inside Asian Gaming

2020 年 4月 IAG JAPAN 23 for a B2B news website designed solely for industry professionals. But it soon became apparent that Macau was not alone. On Sunday 15 March, Philippines gaming regulator PAGCOR announced it was shutting down all gaming operations in Manila, effective immediately, for a full month in response to community quarantine measures implemented across the city. Forty-eight hours later PAGCOR extended the closures to cover the Philippines’ entire main island of Luzon, including the online POGO industry. Within days, having seen the “Big 4” Las Vegas operators in MGM Resorts, Wynn Resorts, Las Vegas Sands and Caesars Entertainment Corp close their Las Vegas Strip properties, the governor of Nevada issued an unprecedented order for all non-essential businesses in the state to close for one month, essentially shutting down hundreds of casinos on the spot. As of midday on 25 March, all 465 commercial casinos and 508 of 534 tribal casinos nationwide had closed their doors, leaving around 649,000 casino employees out of work. By the end of the month, casino closures had become the norm from Europe to Australia and everywhere in between – Korea, Malaysia, Saipan, India, Nepal and beyond. And yet, to this day, the industry finds itself with one eye still fixed on Macau, not only as the leader of the global casino world but, ironically, as one of the very few jurisdictions in which casinos are still operating. Just as Macau was the first to shut its doors, this tiny yet highly lucrative 30 square kilometer slice of land could well be the one to provide a much-needed glimmer of hope that brighter days lie ahead. The lingering question, given China’s cancellation of tour groups to Macau, as well as the Individual Visit Scheme 巻頭特集 長く曲がりくねった道 マカオのカジノ産業がたった15日間ではあるが休業したという ニュースは、驚異的に広まり、その歴史的な日のIAGのニュース速 報が、これまでの我々の記事の中で一番多く読まれた記事になっ たことは驚きでもなんでもなかった。しかし、すぐにそれがマカオだ けではないことが明らかとなった。 3月15日(日)、フィリピンのゲーミング規制当局であるPAGCOR は、マニラでのすべてのゲーミング事業を、まるまる1カ月間、市全 体で実施されるコミュニティ検疫措置に応じるため、即時発効で営 業停止すると発表した。48時間後、PAGCORは、オンラインPOGO業 界を含むフィリピンのルソン島全域に閉鎖範囲を拡大した。 数日のうちに、MGMリゾーツ、ウィン・リゾーツ、ラスベガス・サン ズ、シーザーズ・エンターテインメントの「ビッグ4」と呼ばれるラス ベガスのカジノ事業社がラスベガス・ストリップの全施設の閉鎖 を受けて、ネバダ州知事は、州内にある必要不可欠ではない全て の事業に対し1カ月間の営業停止という前例のない命令を発表し た。それはつまり州の数百ものカジノが休業となったということで ある。3月25日正午の時点でアメリカ全国の465ある商業カジノと 534ある中の508のトライバルカジノが閉鎖し、約64万9,000人のカ ジノ従業員が失業中であると推測した。 3月末までに、カジノの閉鎖はヨーロッパからオーストラリアま で、そして韓国、マレーシア、サイパン、インド、ネパールなどのあら ゆる場所で当たり前となった。 それでも、今日に至るまで、業界がマカオに注視し続けているの は、世界のカジノ業界のリーダーでというだけでなく、皮肉にも、カ ジノが今尚運営されている非常に数少ない管轄区域の1つである からだ。 マカオが最初にドアを閉めたように、この小さいながらも非常 に有益な30平方キロメートルの土地が、これからの未来を明るく 照らす一筋の希望の光をもたらす存在となり得るかもしれない。 中国がマカオへの団体旅行ツアーと同様に、2019年の訪マカオ旅 客全体の47％を占めた個人訪問スキーム（IVS）を一時停止したこ とを考慮すると、唯一の問題は、それがいつ元通りになるかという ことだ。 「すべてが本当に元通りになるかどうかにかかっていると思い ます。それには2つの側面があります」と、サンフォードC バーンスタ イン証券のグローバルゲーミング担当でシニアリサーチアナリスト のヴィタリー・ウマンスキー氏は述べた。 「1つはビザとそれに関する多くの問題であり、もう1つはあらゆ る輸送活動です。5月に物が戻ってくるかどうか、11月か12月まで にすべてが戻ってくるかどうかはわかりません。それはただの当て 推量ですよね？そしてタイミングも当て推量です。それらの増加量 の推移さえ当て推量です。なぜなら我々はビザの発給と輸送活動 の観点から考えても、それがどの程度増加するかはわからないか らです。それらはマカオ特有のものです。 現在、フェリーも飛行機も運行しておらず、IVSの予定表もあり ません。団体旅行ビザもなければ許可された団体旅行者もいませ ん。そのため、それらすべてを復帰する必要があるが、この状況を 見通せる人がいません。私も事業者も政府すらもわかり得ません」 。