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IAG JAPAN APR 2020 20 “ COVER STORY W e anticipate Macau to be very, very quiet for quite a long time,” said Melco Resorts & Entertainment CEO Lawrence Ho during the company’s fourth quarter earnings call. The call, conducted on 20 February, came less than 24 hours after Macau’s casinos had been granted permission to re-open following an unprecedented 15- day government-ordered closure to stop the spread of the novel coronavirus, now officially known as COVID-19. Even at that relatively early stage, the impact on Macau’s visitor and revenue numbers had been staggering. Between 27 January and 10 February just 187,000 visitors arrived in Macau, representing a 90% year-on-year decline and decimating the hugely important Chinese New Year Golden Week. The closure of Macau’s casinos, implemented on 5 February after confirmation of a 10th positive test in the SAR, and tightened border restrictions saw visitor numbers fall even further to a low of just 2,800 on Saturday 8 February – at that stage the lowest single-day total since the Public Security Police Force began keeping records. To put that into perspective, average daily visitation to Macau through all of 2019 was 108,000. Little did Lawrence Ho know during Melco’s earnings call that the impact on Macau’s casino industry was just the tip of the iceberg. By now the origins of the novel coronavirus – believed to be a wet market in Wuhan – have been well documented. First identified in December 2019, but not widely reported until late January 2020, at time of writing the virus is known to have infected over 1.2 million people worldwide and caused more than 65,000 deaths. Considering the low level of testing worldwide, the true numbers are likely much more. Inside Asian Gaming first reported on COVID-19 on 6 January after officials fromMacau’s Gaming Inspection and Coordination Bureau had met with representatives of the SAR’s six casino concessionaires to brief them メ ルコリゾーツ＆エンターテインメントのCEO、ロ ーレンス・ホー氏は、電話会議による第4四半期 の決算報告会で、「マカオは非常に長い間、かな り静かになると予想している」と語った。 現在公式に「COVID-19」と呼ばれている新型コ ロナウイルスの感染拡大防止のため、マカオのカジノが政府命令 による異例の15日間の営業停止措置に続き、営業再開の許可を与 えられてから24時間以内の2月20日に電話会議を行った。 比較的早い初期段階においても、マカオへの訪問客数と収益へ の影響は驚異的であった。1月27日から2月10日の間にマカオに到 着した観光客数はわずか18万7,000人で、前年比90％減となり、非 常に重要な中国の春節（旧正月）の大型連休を直撃した。マカオの カジノの閉鎖は、マカオ特別行政区で10番目の陽性反応が確認さ れた後の2月5日に行われ、さらに国境規制が強化されたため、2 月8日土曜日には観光客数はわずか2,800人にまで減少した。 こ れは公安警察が記録を取り始めてから、1日あたりの合計者数と しては最低となる。総体的に見ると、2019年度中のマカオへの1日 の平均観光客数は10万8,000人であった。 メルコの決算報告会の間、ローレンス・ホー氏はマカオのカジノ 産業への影響は氷山の一角にすぎないということを予期していな かった。 今日までの報道では、武漢の生鮮市場が新型コロナウイルスの 発生源であることがはっきりと示されている。2019年12月に最初 に特定され、2020年1月下旬まで広く報道されなかったが、執筆時 点では世界中で80万人以上が感染し、4万人以上の死者を出して いる (その後は、感染者170万人、死者10万人超に)。 Inside Asian Gamingは、マカオのゲーミング監察協調局の職 員らが、感染拡大防止のための新しい対策について話し合うため に、現地の6つのカジノコンセッション保有者の代表らと会った後 の1月6日に、新型コロナウイルスについて初めて報告した。IAGが その時点で報道したその会議は、当時、近くの武漢で発生した突 如流行しだした肺炎と、一部の地域住民がウイルスをマカオに持 ち帰った可能性があるという保健局からの警告に応じた。 2日後、DICJは、マカオの医療機関が武漢に最近旅行し呼吸器 症状を訴えた患者の8症例を明らかにした後、体温検査機器の購 入をする事業者を支援すると発表した。 マカオが今やコロナウイルスとして認知されている最初の感染 例を発表したのが1月22日であり、その13日後、マカオの行政長官 がウイルスによる感染拡大を防止するために、マカオのSARにある 41のカジノとその他のゲーミング事業施設すべてを15日間閉鎖す るという驚くべき宣言をした。 ほとんどの施設は営業再開をしたが、サンズ・マカオの開業 が、2004年に世界のカジノ産業に新たな世界秩序を示して以来、 連日のマカオの盛況を象徴するようなゲーミングフロアはほとん どない。 2月20日にカジノが再開してから最初の1カ月で、マカオへの観 光客数はわずか25万人であった。これは、2019年のマカオへの月 別平均観光客数より92％減となる。