Inside Asian Gaming
2020 年 3月 IAG JAPAN 23 “Each year when a new property has opened our revenue has grown. A new property expands the market. That seems to be the way in this business.” 「新しい施設がオープンする年に、売上は伸び てきました。新しい施設が市場を拡大させるので す。それがこのビジネスの在り方のようです」 巻頭特集 AWS:マニラが観光地としてさらに爆発的に成長するには具体的 に何をする必要があると思いますか? EKR: 2つあります。空港と地下鉄。政府は、クラーク空港の建設に 力を注いでおり、ブラカン州、そしてここカヴィテでの空港建設を承 認しました。ですので、ロンドンのように3つか4つの空港が集まる という事になるかもしれません。ここマニラの問題は、滑走路の容 量です。空港には滑走路が一本しかありません。以前の香港の啓 徳空港に似ています。あちらは新しい空港を建設し、今は全てが上 手くいっています。それが、ここでしなければならないことです。 AWS:つまり、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)を整備するよりも、新 空港の建設を希望しているということですか? EKR: 空港とターミナルの整備が行われていますが、NAIAは最終的 に羽田空港のようになるでしょう。新空港の建設が必要です。そう すれば、ロンドンや東京のような状況になります。つまり、誰も成田 には行きたがりません。単に遠すぎるのです。でもブラカンやカヴ ィテは、市街地までの距離で言うとおそらく香港空港よりも近いで す。 AWS:目的地がマニラである場合、国際便はクラークまで飛ぶの が実際には理にかなっていると思いますか? EKR: より近くなるでしょう。インフラが改善すれば、より近くなり、人 々はより多くの選択肢を持つことができます。今は、クラークにい れば、クラークにだけにいる。ここにいれば、ここだけにいるという 状況です。しかし、インフラを改善することで、人々がより循環し、み んなが得をすると思います。適切な道路と鉄道があれば、クラーク は全く遠くありません。他の都市を見てみてください。適切な高速 道路があるヒースローがいい例です。つまり、飛行機はマニラで着 陸できるように、ロンドン市街地であるナイツブリッジには降りら れません。街に近いのではなく、実際に街の中にあるのです。 AWS:IAGチームは最近、クラークで1週間過ごし、カジノ拡張に関 してどれくらいの開発が行われているか、直に見てきました。クラ ークはエンターテインメント・シティにとっての脅威ですか? EKR: そうは思いません。人口が密集しているのはマニラ首都圏で す。
Made with FlippingBook
RkJQdWJsaXNoZXIy OTIyNjk=