Inside Asian Gaming
2020 年 1月 IAG JAPAN 9 www.asgam.jp 新しい10年へ アンドリュー・W・スコット CEO あなたのフィードバックが必要です。 コメントは bb@asgam.comへ 送ってください。 社説 こ のIAGの社説は、2015年12月以来初めて私が書く社説と なる。普段、この社説ページの筆を執り、来月にはこの場 所に絶対に戻ってくる当社編集長のベン・ブラシュクには 申し訳ないが、あれから4年以上の時が経ち、そして新し い10年の始まりとなる。だから、大目に見てほしい。そう、10年というの は本来2021年から始まる。でもそんな細かいことを誰が気にするだろ う。みんなゼロが末尾に来る年が始まりだと考えている。 2020年がやってきた。我々がいるこの素晴らしいアジアゲーミング 業界でまた次の新しい10年。少し立ち止まって、今後12カ月、そして次 の10年に、この業界全体に広がる主要なテーマを考察するにはいい機 会だ。そのテーマは3つあると考えている。 1.日本のライセンス付与 日本のIR業界の創成が、この次の10年でアジアゲーミング業界に 起こる最も大きな出来事だろう。その重要な問題とは? 以下のようなものがある。 · IRはどこで開発されるのか? · 誰が事業者になるのか? · 開業までにどれくらいかかるのか? · GGRやEBITDAはどれくらいになるのか? · IRライセンスの2巡目はあるのか? · もしあるなら、何社が、そしてどんな条件で? これらの質問に答えてみろと?私をノストラダムスだとでも? 2.マカオのコンセッション再入札 もう一つの大きな出来事。これが2番目である理由は、何か新しい ものを創り出すのではなく、すでにあるものへの変更だからだ。以下が 重要な問題だ。 · コンセッションはいくつあるのか?6のまま?減る?増える? · もしあるとすれば、誰が入って、誰が出ていくのか? · どのような株主資本の変化が必要になるのか? · 税率は変更されるのか? · 事業者に課される新たな義務はあるのか? · サテライト/party B施設への変更はあるのか? · ジャンケットルールの変更は? また私に答えろと?ご希望であればいい風水師をご紹介する。 3. iGaming 誰に聞くかによって、iGamingは、我々のいる業界の未来に向けた 大きな希望にもなるし、問題児にもなる。現時点では、グレーな市場、 非常にグレーな市場だ。よし、「ダークグレー」と呼ぶことにしよう。誰 かスペードのエースの色を口にしたかな?そして、中国大陸のアジア iGaming業界への反応、これはすぐに変わることはないだろう。以下が 2020年代に関する重要な問題だ。 1. フィリピン以外の法域が規制上の枠組みを用意することは あるのか?(台湾、聞こえますか?) 2. 中国はフィリピンを説得してPOGOを閉鎖させるのか? 3. カンボジアは本当にやるのか? 4. 需要はあり、今後もあり続けるだろう。安定的な妥協が成立 するのか、それともいつまでもいたちごっこが続くのか?答えは?こっく りさんに聞くことをお勧めする! 皆さまにとって素晴らしい10年になることを願い、そして、良いワイ ンのように、IAGはこれからも年を経るごとに良くなり続けることをお 約束します!
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