Inside Asian Gaming
2020 年 1月 IAG JAPAN 59 日本 で実現することを目指しています」と力強く抱負を述べた。 さらに「私たちは業界で強固な財務実績を誇っており、経験と 知識を日本の地元企業のみなさまと共有し、日本の経済成長と発 展に貢献していきたいと思っています」と話す。 ゲンティン・シンガポール しかし、MGMと正反対の作戦を立て、何とも不気味なのが「沈 黙は金」を貫くゲンティンだ。静の動きは、あくまで表向き。大阪事 務所を構え、水面下ではシンガポールと密に連絡を取りながら誠 実に任務を遂行している。IAGの取材の感触では、いつでもコンソ ーシアム相手を発表できるほど煮詰まっている。 振り返れば、ゲンティンは日本型IRのモデルと言われるシン ガポールのIR公募でもマリーナベイとセントーサ島の2カ所に応 募。都市部のマリーナベイではサンズに及ばず2位評価だったもの の、セントーサ島ではMGMなどを破っている。現在もリゾートワー ルド・セントーサはゲンティン・グループの旗艦施設の一つである。 下馬評では大阪IRの本命だと思われていないかもしれないが、 実績豊富なゲンティンは、ここ大阪でも同じ”勝利の方程式”を描 いており、MGM、ギャラクシーをまとめて抜き去り、逆転する可能性 を秘めている 。 MGM Resorts, Galaxy Entertainment Group and Genting Singapore all bring strong track records to the table, albeit witheachhavingenjoyedsuccess invastly different markets around the world. MGMリゾーツ、ギャラクシー・エンターテインメ ント・グループ、ゲンティンシンガポールはそれぞ れ実績がある中、それぞれが成功しているマーケ ットが大きく異なっている。
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