Inside Asian Gaming
2019 年 12月 IAG JAPAN 51 Royce’s General Manager – Casino, William L. Avendaño 総支配人ウィリアム L. アヴェダーノ 特集 ク ラーク国際空港からマニュアル A. ロックサス ハイウェイを西へ車で3分ほど走ると、右側にそ びえ立つ壮大な鉄骨建築を見逃すことはできな い。それが後に新しく生まれ変わるロイスホテ ル&カジノである。 2021年の完成時には、ロイスの第2フェーズである拡大事業 が、150卓のゲームテーブルと1,500台のスロットマシンが並び、ク ラーク地区最大級となる27,000平方メートルの広大なゲームフロ ア面積を誇る広さで完成する予定だ。 エイト・インテグレーテッド・ディベロップメント・コーポレーショ ンの社長であり、パンパンガ州知事デニス・ピネダの父でもある、 オーナーのロドルフォ・ピネダ氏は、近くのルボ地区の土地開発も また手掛けている。これは、36ホールのゴルフコース建設や、ラグ ナ州のエンチャント・キングダムや小規模なディズニーランドに似 たテーマパーク建設などを含んでいる。 2014年、同氏がロイスカジノ(以前はオックスフォード・カジノ として知られていた)を購入した際に受け継いだ12卓のテーブ ルと170台のスロットマシンと比べても、その規模は桁外れであ る。2016年、ウィリアム L. アヴェダーノ氏がカジノフロアの総支配 人に任命された後、事業拡大の第一歩として、現在ある54卓のゲ ームテーブル、4台のポーカーテーブル、304台のスロットマシンの 導入がなされた。その際、アヴェダーノ氏はIAGにこう言った。 「私はオーナーに規模を拡大するよう頼んだんだ。なぜって、こ こであなたが他のカジノと競争したいと考えたとき、たった12卓の テーブルで何ができるんだ?」そして「それは不可能だ」と。 ロイスの成長の鍵は、これまでもそうだったが、外国人旅行者 の市場にさらに注力することにあった。アヴェダーノ氏は「クラー ク地区のカジノを訪れる韓国人は約20%に過ぎないが、収益の約 70%を生み出している」と話している。 「私が2016年にここに来たとき、主なターゲットは第3地区(中
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