Inside Asian Gaming

2019 年 12月 IAG JAPAN 35 特集 全体がそこから利益を得ることを願っている。 それまではこの施設はかなり地味なままで、メインホテルやカ ジノビルの外観からは華々しいというよりもむしろ基本の機能だ けを備えているという雰囲気がにじみ出ている。しかし、一歩足を 踏み入れると、話は全く変わってくる。 4階分に広がるD’ハイツのカジノは、エンターテインメント・シテ ィ最高峰のカジノフロアで見られるものと同じくらいモダンかつ魅 力的であり、それは決して偶然などではない。 我々はエンターテインメント・シティの施設と肩を並べる位置に 立てるよう努力している。というのも、当社はクラークで最大のラ イセンス保有者、現時点で最大のカジノ。そして将来的には恐らく エンターテインメント・シティに匹敵するサイズのさらに大きなカジ ノを開発する予定である」とメンドーザ氏は説明する。 単にまだそこまで到達していないだけで、D’ハイツはそれでも 4つのゲーミングエリア全体で合計スロットマシン566台、ゲーミン グテーブル104台を持つ大規模施設だ。 すでに全面営業が迫っているのがメインゲーミングフロアで、ア リストクラートやサイエンティフィック・ゲームズの最新マシンを多 数設置し、加えておしゃれな新ポーカールーム、そしてすぐ近くの中 二階にはプレミアムマス用スペースを設置している。D'ハイツでは Lower Groundと呼ばれている下の階がVIPゲーミングで、巨大な メインのVIPゲーミングフロアのすぐ外には専用の車寄せがあり、 その裏には数多くのプライベートゲーミングルームが用意されて いる。 2020年始めにオープンする3階は、カジノの新ジャンケットエリ アになる予定で、メンドーザ氏はそのテナントにはアジア最大のジ ャンケット事業者の1社が含まれると断言している。テーブル26台 と5つのプライベートゲーミングルームを持つジャンケットフロアで はまた、プロキシー・ベッティングもプレイできる。 全てが完成し営業を開始すれば、経営陣は、直接およびジャン ケット経由のVIPゲーミングが少なくともGGRの30%を占めると予 想しており、過半数株主であるドングァン・コンストラクションのデ ータベースにすでに存在する顧客が大部分を占めると見られてい る。ドングァン・コンストラクションは韓国で5つのレジャーおよびラ イフスタイルリゾート(ゴルフコース付き)、そして日本で2つのリゾ ートを運営している 。

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