Inside Asian Gaming
2019 年 12月 IAG JAPAN 27 Widus Tower and Casino is undergoing a second expansion that will lift its gaming offering to 200 tables and 1,000 slot machines. ウィダスホテルアンドカジノは現在2度目の拡張を進めており、完成すればゲーミングフロアで稼働するテーブル数は200台、スロットマシンは1,000台に増加する 巻頭特集 D’ハイツ、6月に2年の時を経て再オープンしたフォーチュンゲート (元カサブランカ)、そしてミドリクラークホテルアンドカジノとカジ ノフィリピーノミモザ。 他に2つの施設、1つはフィルインベスト・ディベロップメントによ るもの、もう一つはPHリゾーツ・グループ、がすでに工事に入って おり、一方で中国人違法労働者を雇用したことで2016年に当局に 閉鎖されるまでクラークで最も繁栄していたカジノ、フォンタナも また、新しい所有者の下で再開されるかもしれないという話があ る。 収益の軌道はまさに右肩上がりだ。2018年、クラークのカジノ のGGRは86億2,000万比ペソへと22.4%増加し、2019年には118 億1,000万比ペソへとさらに37%の増加に向けて順調に進んでい る。ザ・イノベーション・グループのマイケル・ジュー氏は、クラーク のカジノは2020年には130億7,000万比ペソを、2021年には146億 4,000万比ペソを稼ぎ出すと言う。これは5年という短期間で100% 以上増加することを意味している。 ロイスホテルアンドカジノのカジノ総支配人、ウィリアム L. アヴ ェンダノ氏によると、そのすべてが韓国のおかげであり、クラーク のナンバー1旅行客市場はこのエリアへの全訪問客のおよそ20% 、GGRに至っては70%に貢献しているという。アヴェンダノ氏はこう 説明する。「フォンタナがまだ開いていた時、毎年、電話(プロキシ ー)ベッティングから平均60億から90億比ペソを生み出すことがで きていた。フォンタナの閉店以来、電話によるベッティングで同様の 数字を得ることはないが、今は合計で同様のゲーミング粗収益を 生み出しており、その大半が韓国人によるもの」11月にPAGCORが 発表した数字によると、クラークは19年第3四半期に過去最高とな る33億1,000万比ペソの四半期収益を記録し、前年比では55.8% のプラスとなった。クラークの至る所に韓国焼き肉店があるのも納 得だ。 ウィダス・ホテル&カジノの経営企画・コンプライアンス部部長 補佐のネキ・リワナグ氏は「そこがマーケット」と同意する。「クラー クは、ゴルフ、カジノ、夜の娯楽といった韓国人が好むサービスの 独自に組み合わせて提供している」。 確かに、クラークのカジノ事業者たちはこのエリアに韓国人 を呼び込む際にゴルフが重要な役割を果たすことを認識してお り、11の世界レベルのコースがすでに営業中または開発中だ。そ
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