Inside Asian Gaming

2019 年 11月 IAG JAPAN 59 2019パワー50 alongside The Venetian Macao and The Parisian Macao once complete in 2021. Meanwhile, under his watch, Sands China has reclaimed its place as Macau market share leader in 2019, with analysts putting its GGR share at 23.2% in 2Q19 ahead of main rival Galaxy at 20.6%. Notably, while the bulk of Macau’s operators lost traction in the quarter due to a range of headwinds – namely the trade war and a slumping Chinese economy – Sands not only held firm but managed to book a small 1.4% increase in revenue to US$2.15 billion and 2.0% increase in Adjusted EBITDA to US$765 million. Discussing the reasons behind such solidity during a September interview with local broadcaster TDM, Dr Wong pointed to the company’s “mature mass market” segment, stating “we are probably more insulated to many of the VIP segment impacts” than its rivals. Indeed, 12 years after it opened, The Venetian Macao continues to stand as one of the city’s most popular tourist attractions, while strong growth at The Parisian suggests a similar trend developing next door. According to Sands China, base win on its mass market tables actually grew 14.7% in 2Q19, pushing the segment’s contribution to the company’s bottom line up from 53% 12 months earlier to 56% this time around. No wonder The Londoner concept looks so appealing. Fluent in English, Cantonese and Mandarin, Dr Wong understands better than most the importance of broadening Macau’s appeal to the wider Chinese tourist market and the opportunities this can bring long into the future. 2015年 に社長兼COOとして初めてサンズ・チャイナに加わった時、政 治的に聡明な抜擢だと見られていたウィルフレッド・ウォン氏は、同社 が極めて重要なマカオカジノライセンス再入札プロセスに入る中で、 今後数年間は充分な下積み以上を経験する可能性がある。 そのプロセスの詳細がまだ公表されていない一方で、この街最大の カジノ事業者が、マカオのホームそして遠く離れた北京の両方で当局 者たちと持つ会合の中で重要な役割を果たすことは確実だ。特に、現 在進行中の米中貿易戦争のおかげでアメリカ人が所有する企業が直 面する難しいポジションを考えた場合は。 言うまでもなく、この67歳の博士は豊富なコネクションを持ってい る。 サンズ・チャイナに加わる以前、ウォン博士は様々な会社の最高幹 部を務めてきた。マカオのライバルであるギャラクシー・エンターテイン メント・グループの親会社、K ワー・インターナショナル・ホールディング スのルイ・チェ・ウー氏の下のポジション、香港を拠点とする民間会社 で、中国で不動産開発・管理を行うヘンダーソン・チャイナ・ホールディ ングス、香港と中国大陸で不動産開発、建設そして建設資材などの株 式を保有する香港のシュイオン・グループ、不動産管理・メンテナンス を専門にする香港上場のシンチョンの子会社、シナジス・ホールディン グスなど。 もっとも最近では、香港拠点のシンチョン・コンストラクション・グル ープの取締役会会長を務めており、この会社はサンズ・チャイナが行う 全てのマカオIRプロジェクトの仕事を請け負っていた。 サンズは近年、22億米ドルをかけてサンズコタイセントラルをザ ロ ンドナー マカオへと変身させるという野心的なプロジェクトに乗り出 しており、このシンチョン・コンストラクションでの経験だけでも確実に 役に立っている。ザ ロンドナー マカオは、2021年に完成すれば同社に とってザベネチアンマカオとザパリジャンマカオに続く3つ目のテーマ 型リゾートになる。 その間、ウォン氏の監督の下で、サンズ・チャイナは2019年にマカオ のマーケットシェアトップの地位を取り戻し、アナリストたちは19年第 2四半期の同社のGGRのシェアを23.2%と予想しており、主なライバ ルであるギャラクシーの20.6%を上回っている。とりわけ、貿易戦争や 中国経済の不振など、数々の向かい風によってこの四半期は多くのマ カオ事業者が勢いを失う一方で、サンズは堅実に持ちこたえただけで なく、収益は21.5億米ドルに1.4%の小幅のプラス成長、そして調整後 EBITDAは7.65億米ドルへと2.0%成長した。 現地放送局のTDMとの9月のインタビューの中で、そのような堅実 さの裏にある理由についてウォン博士は、同社の「成熟したマスマーケ ット」セグメントを挙げ、ライバル社と比べて「おそらくVIPセグメントの 影響の多くから(他社に比べ)より離れている」と述べた。 事実、オープンしてから12年後、ザ ベネチアン マカオはこの街で最 も人気の高い観光地の1つであり続けており、ザパリジャンでの高い伸 びがすぐ隣で発展する同様の傾向を示している。 サンズ・チャイナによると、マスマーケットテーブルでのベースウィン は実際、19年第2四半期に14.7%成長し、売上への同セグメントの貢 献率を12カ月前の53%から56%へと押し上げた。 ザ ロンドナー構想が非常に魅力的に見えるのも当然のことだ。英 語、広東語そして北京語を操るウォン博士は、マカオのアピールをより 広い中国人観光客マーケットへと広げる重要性、そしてこれが将来に かけて長期的にもたらすことのできる機会であることを誰よりも理解 している。

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