Inside Asian Gaming

2019 年 11月 IAG JAPAN 51 2019パワー50 controlling shares in both Resorts World Sentosa owner Genting Singapore and Genting Malaysia, operator of the original highlands resort, now known as RW Genting, an hour’s drive outside Malaysia’s capital, Kuala Lumpur. Genting Berhad also holds other pieces of the global portfolio that includes 41 UK properties – after selling Maxim in London this year for US$44 million – RW Bimini in the Bahamas, slot parlor RW New York and, recently, 49% of RW Catskills, a loss making casino resort 150 kilometers (90 miles) from New York City that’s majority owned by Lim family vehicle Kien Huat Realty III. RW Genting is completing a US$2.3 billion capital reinvestment program, and Genting Singapore has committed to a SG$4.5 billion (US$3.3 billion) expansion at RW Sentosa. Considering those obligations, RW Las Vegas and projected Catskill cash calls, Fitch Ratings downgraded Genting Berhad’s credit outlook to negative from stable, projecting capital expenditures of US$5.5 billion through next year and sluggish growth. Separated from Genting Berhad in 2015, Genting Hong Kong faces capital demands for cruise fleet expansion and its share of joint venture RW Manila’s new billion dollar IR. Dream Cruises, launched in 2015 to appeal to Chinese customers between luxury brand Crystal Cruises and “contemporary” Star Cruises, has two US$1 billion- plus vessels under construction. Genting HK recently sold 35% of Dream Cruises for US$470 million and completed a lease-back deal on three-year-old liner Genting Dream that realized around US$800 million. As a counterpoint to Fitch’s downgrade, Genting Singapore filed a JPY350 billion (US$3.3 billion) shelf registration for a bond offering in Japan. RW Sentosa is often cited with Singapore rival Marina Bay Sands as precisely what Japan wants from an IR, right down to the entry tax for local residents. But the property that most intrigues Japan could be RW Genting. Malaysian Muslims are banned from the casino floor, compelling management to develop non-gaming attractions to tap most local wallets and look overseas for gaming growth. That’s a formula Japan would love to copy. ゲンティン・グループ は、特にクルーズ船団という目的地を計算に入れ ると、他のどの会社よりも多くのアジアの地域でゲーミングを運営して いる。ゲンティン・プランテーションを除く上場会社5社は、3つの取引所 で取引され、リム・コック・タイ氏が会長を務めている。これらの会社は、 レジャー及びホスピタリティで今年70億米ドル(約7,607億円)近い収 益、そして成長率4%以上の20億米ドルを超えるEBITDAを生み出すこ とを予想している。日本の統合型リゾートライセンス獲得を積極的に目 指しながら、ゲンティンは既存のアジア施設の拡張と北アメリカへの拡 大に集中して取り組んでいる。 リム氏は1976年、25歳になった時点でゲンティンの取締役にな り、2003年に亡き父、リム・ゴー・トン氏からグループ会長を引き継い だ。この会長の息子、リム・ケオン・ホイ氏は今年、グループの持株会 社、マレーシアに上場するゲンティン・バーハッド、そしてその他上場会 社の副最高経営責任者に就任した。7月リム氏は、退任させられたドナ コの共同創業者であるジョーイ・リム氏を含む兄のリム・テー・ケオン 氏の子供たちとの間の相続訴訟に和解したと言われている。 ゲンティンの組織図は、家系図よりも複雑だ。ゲンティン・バーハッ ドは、来年後半に完成予定の40億米ドルのリゾートワールド・ラスベガ ス、そしてリゾートワールド・セントーサのオーナーであるゲンティン・ シンガポールとゲンティン・マレーシアの両方の支配権を保有してい る。ゲンティン・マレーシアは、マレーシアの首都のクアラルンプールか ら車で1時間のRWゲンティンとして知られる最初の高地リゾートの事 業者。ゲンティン・バーハッドはまた、他にも世界中に資産を保有して おり、その中には英国にある41軒(ロンドンのマキシムは今年4,400万 米ドルで売却)、バハマのRWビミニ、スロットパーラーのRWニューヨー ク、そして最近になってRWキャットスキルズの49%を取得した。ニュー ヨーク市から150㎞離れた採算の取れないカジノリゾートのRWキャッ トスキルズはリム氏の家族信託であるKien Huat Reality IIIが過半数 を所有している。 RWゲンティンは、23億米ドルの資本再投資プログラムを完了させよ うとしており、ゲンティン・シンガポールはRWセントーサの45億シンガ ポールドル(約3,610億円)の拡張に取り組んでいる。RWラスベガスやキ ャットスキルの現金支出要請の予想額といった負担を考慮して、フィッ チ・レーティングスはゲンティン・バーハッドの格付け見通しを「ステー ブル」から「ネガティブ」に変更し、来年の年末までの55億米ドルの資本 支出と伸び悩みを予想している。 2015年にゲンティン・バーハッドから分離したゲンティン香港は、ク ルーズ船団拡大と、合弁事業であるRWマニラの10億ドル新IRのシェア のための資本需要に直面している。2015年に高級ブランドのクリスタ ルクルーズと「現代的な」スタークルーズの中間として中国人顧客を狙 って立ち上げられたドリームクルーズは、現在10億米ドル超の船を2隻 造っている。ゲンティン香港は最近、ドリームクルーズの35%を4.7億米 ドルで売却し、3周年を迎えたゲンティンドリームのリースバック契約を 完了させて約8億米ドルの資金に換えた。 フィッチの格下げはあったものの、ゲンティン・シンガポールは日本 で社債を発行するための3,500億円の発行登録書を提出した。RWセン トーサは、シンガポールのライバル、マリーナベイ・サンズと共に、日本 がまさにIRから求めているものとして、現地住民への入場税に至るま で頻繁に名前が挙げられている。しかし、日本が最も興味を持っている 施設はRWゲンティンかもしれない。マレーシア系イスラム教徒はカジ ノフロアへの入場を禁止されており、多くの現地住民の財布を開かせ るためには非ゲーミングアトラクションの開発を行い、ゲーミングの成 長のためには海外に目を向けることを経営陣は余儀なくされている。 それこそが日本が是非にでも真似したい方程式だ。

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