Inside Asian Gaming
2019 年 11月 IAG JAPAN 45 2019パワー50 choices to Instagram-able desserts. To emulate Southeast Asia’s beaches, Galaxy created the Grand Resort Deck atop the resort podium, with 350 tons of white sand and the world’s largest rooftop wave pool, plus water rides and slides in a tropical garden setting. It opened a 10 screen cineplex, enabling mainland visitors to see movies that may be unavailable in theaters back home due to film import quotas. Phase 2, opened in May 2015, four years after the first stage, features the Promenade mall with over 200 shops at various price points. Along with Chinese customers, Galaxy also understands Chinese authorities (the surest bet in Macau may be Galaxy receiving a casino concession in the government’s re-tendering exercise in 2022). Broadway Food Street exemplifies its political savvy, featuring Macau restaurants and products from local SMEs, supporting local and mainland government calls for economic diversification. Due for completion by 2022, Galaxy Macau Phases 3 and 4 will include an arena and MICE facilities, further promoting diversification. Even with gaming revenue falling more than 10% this year amid its transition from VIP to mass focus, Galaxy is poised to fund that US$6 billion-plus expansion from cash and earnings. Galaxy also operates casino hotel StarWorld, a leg of the Macau peninsula golden triangle with Wynn Macau and Grand Lisboa, and has strategic stakes in Monte Carlo gaming operator SBM, its partner for a Japan IR bid, and Wynn Resorts. Philippine President Rodrigo Duterte quashed its initiative for a US$500 million casino resort in Boracay, but Galaxy is planning a non-gaming resort across from Cotai on Hengqin island, a pet project of China’s President Xi Jinping. For Galaxy, there’s no place like home. ギャラクシー・エンターテインメント・グループ は、マカオのゲーミング 市場のリーダーの座をかけてサンズ・チャイナと戦い、その旗艦施設で あるギャラクシー・マカオは、世界で最も収益性の高い統合型リゾート のタイトルを巡り、シンガポールのマリーナベイ・サンズと競っている。 ギャラクシーは、JPモルガンのDSキム氏がマカオの「事実上の地元 王者」と呼ぶカジノ事業者のSJMホールディングスに取って代わった。ギ ャラクシー副会長のフランシス・ルイ氏は、マカオの事実上の業界リー ダーであるスタンレー・ホー氏に代わった。彼の性格は華やかなホー氏 と対照的だ。ギャラクシーの成功の秘密は一目瞭然であり、これは香港 の実力者である父のギャラクシー会長ルイ・チェウー氏の下での同氏の リーダーシップを受けてのこと。 「ギャラクシーのビジョンは次のとおり。アジアの大手ゲーミングお よびエンターテイメント企業として世界的に認められること」と、香港上 場のこの企業は述べる。「このビジョンは、実績のあるビジネス哲学を 順守することで達成される」 その哲学の最初の信条は、「ローカル市場の洞察、すなわち中国の 伝統を活かし、アジアおよび中国の顧客の好みを深く理解すること」で ある。 米国でエンジニアとして訓練されたルイ氏は、中国本土での家族の 開発プロジェクトに取り組む過程で専門的な経験を積んだ。同氏は弁 当を持参し、建設作業員らと食事をすることで、会長の息子という固定 観念を取り去ったのだ。その経験に加え、広範囲に渡る研究(ギャラク シーにはゲーミングの経験がなかったため、他のライバル企業とは異 なり、マカオに乗り込む際に先入観がなかった)は、中国の消費者の要 望を理解するのに役立った。 旗艦施設であるギャラクシー・マカオは、そこから学んだことを反映 している。コタイのコンプレックスには、最高級のリッツカールトンから 低予算のブロードウェイまでの3,600室を持つホテルが6軒ある。「世界 レベルのホテルをアジアの中心で」をモットーに、ギャラクシーは日本 のオークラや東南アジアのバンヤン・ツリーのホテルブランドを特色と している。ギャラクシーは、アジアの人々の心を最も確実に理解し、あら ゆる中華料理からInstagram映えするデザートまで、120店舗の飲食店 を提供している。ギャラクシーは、東南アジアのビーチと張り合う べく、350トンの白い砂と世界最大の波の出る屋上型プール、さら にトロピカルガーデン調のウォーターライドやスライドを備えた、 最新かつ最高のリゾート、グランド・リゾート・デッキを建設。10ス クリーンのシネプレックスを開設し、輸入規制のために本土では 見ることのできない映画を、本土からの訪問者に向けて上映して いる。フェーズ2は、第1ステージの4年後の2015年5月にオープン し、さまざまな価格帯の200件以上の店舗が並ぶプロムナード・ モールを特徴としている。 ギャラクシーは、中国の顧客以外に中国当局も理解している( マカオで最も確実なのは、ギャラクシーが政府の再入札運動でカ ジノコンセッションを受け取ることかもしれない)。ブロードウェ イ・フードストリートは、マカオのレストランと地元の中小企業の 製品を特色とし、経済の多様化を求める地方および本土の政府 の要望を支持する形で、政治に精通していることを実証している。 2022年までの完了を目指し、ギャラクシー・マカオのフェーズ3 および4には、アリーナとMICE施設が含まれ、さらなる多様化が 推し進められる予定だ。ギャラクシーは、焦点がVIPからマスへと 移行中の今年にゲーミング粗収益が10%以上減少したとしても、 現金と収益から60億米ドルを超える拡張に資金供給する態勢を 整えている。 また、ウィン・マカオとグランド・リスボアと共にマカオ半島のゴ ールデントライアングルを形成するカジノホテル、スター・ワール ドを運営しており、日本のIR誘致のパートナーであるモンテカル ロのゲーミング事業者SBMとウィン・リゾーツに戦略的出資を行 っている。 フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、ボラカイに5億米ド ルのカジノリゾートを作る構想を打ち切ったが、ギャラクシーは、 中国の習近平国家主席が長年暖めてきたプロジェクトであるヘ ンチン島のコタイの向かいにある非ゲーミングリゾートを計画し ている。ギャラクシーにとって、地元ほど優れた場所は他にないの だ。
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