Inside Asian Gaming

2019 年 8月 IAG JAPAN 75 特集 between these so-called VIP and non-VIP gamblers in the area of prevalence. However, for VIPs, sometimes it’s very difficult to compile any surveys from the public health perspective because VIPs are very low profile, very difficult to interview face to face. So I’m not so sure we can produce a sound result to compare the VIP and non-VIP populations. It’s quite an interesting question and an unsolved problem. However with VIPs, if they gamble, let’s say, one or two times a year, even if they gamble big it doesn’t mean they are problem gamblers. From my understanding, gambling disorder means a continuous happening in the last 12 months – and you need to show some symptoms, at least four out of the nine identified symptoms. If that’s the case then you can probably be categorized as having a gambling disorder but if you gamble one or two times a year, even if you lose HK$10 million, it doesn’t mean you are problem gambler or have a gambling disorder, you just gamble big. OG: Is there any universal method to tackle problem gambling or does each jurisdiction need to develop its own approach? DF: After 11 years promoting responsible gambling, I’ve found that cultural differences is one of the biggest barriers. When you develop your own theme or slogan you need to touch the gambler’s mind and to do that you need someone, an academic maybe, to understand the local culture. にとって子供たちが学校を出る前に責任あるゲーミングを推進す るのが非常に難しい理由です。そのために隔たりが残ります。 その後彼らが21歳になった時、彼らは好奇心旺盛であり、周り には多くのカジノがあります。中に足を踏み入れ、コントロールを 失ってしまう可能性があるのです。我々はこれらの障壁を克服する 努力をしています。いくつかの教材を開発し、学校がお金の価値、 資産の価値そして最後にギャンブルの価値について生徒に教える 授業を年に1回行えるようにしました。直接的に責任あるゲーミン グを推進する代わりに、価値の理解に焦点を当てたことで、校長た ちはこのアイデアを受け入れました。 OG:現地のゲーミング市場が徐々にVIP中心の環境からマス市場 へと進化しているのが見られています。このプロセスはギャンブル 依存症の数字に反映されてきていますか？ギャンブル依存症に関 してVIPとマスのプレイヤーの間に違いはありますか？ DF: 実際、有病率の分野でいわゆるVIPとVIP以外のギャンブラーの 間で統計的有意性は見つかっていません。しかしながら、VIPに関し ては、データを集めるのが大変難しいということがあります。という のもVIPはあまり目立たず、対面でインタビューを行うのが非常に 難しいからです。ですので、我々がVIPとVIP以外の層を比較できるよ うな妥当な調査結果を出せるかどうかに関してはあまり確かでは ありません。かなり興味深い質問であり、未解決の問題です。 しかしながらVIPについては、もし例えば1年に1、2回ギャンブル する場合、もし大きな賭けを行ったとしても、それがギャンブル依 存症であるということにはなりません。私の理解でいうと、ギャンブ ル障害というのは、過去12カ月間で継続的に発生していることを 意味しており、いくつかの症状、少なくとも9つの特定症状のうちの 4つの症状を示している必要があります。 もしそれに当てはまっている場合はギャンブル障害を持つと分 類されるかもしれませんが、年に1，2回ギャンブルする場合、たとえ 1,000万香港ドル（約1億3,900万円）を失おうとも、ギャンブル依存 症患者またはギャンブル障害を患っているということにはなりませ ん。単に大きな賭けをしているだけです。 OG:ギャンブル依存症を解決する万国共通の方法というのはある のでしょうか？それともそれぞれの地域で独自のアプローチを開 発する必要があるのでしょうか？ DF: 責任あるゲーミングの推進に関わって11年、文化の違いという ものが最大の障壁の1つだということが分かりました。独自のテー マやスローガンを展開する際、ギャンブラーの心に訴えかける必要 があります。そうするためには、おそらく研究者のような現地文化 を深く理解している人物が必要です 。