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2019 年 8月 IAG JAPAN 45 日本 international airports within a 2.5-hour drive so it is highly praised by operators as an internationally favorable location. TY: There are several cruise ships already calling at Nagasaki. How important will this be for a Nagasaki IR? SY: Kyushu accounts for 48% of all incoming cruise visitors and Hakata Port is the top. However, if you also include Nagasaki Port and Sasebo Port it’s even more. In the future, Uragashira Port will open and is capable of accepting large cruise ships, so we’re expecting 1 million visitors. TY: What are the prospects for success and the schedule moving forward? SY: We would like to make a schedule to start collecting concepts as Osaka has done. We are currently negotiating with 20 companies. I hope to also work with Osaka as well. Ideally the schedule will move forward as quickly as possible. We would like to lead regional revitalization, which is a goal of both Kyushu/Nagasaki IR and the national government. We will work hard to be selected as one of the three locations. IR誘致への強みと道程 IAGは、長崎県企画振興部政策監(IR推進担当)の吉田慎一 氏に、長崎のIR誘致の進捗状況について話を伺った。 山本智行:長崎は官民一体でIR誘致に取り組んでいる。いつか ら、そのようになったのか。 吉田慎一: 立ち上げたときから。旧民主党政権のころも推進派だっ た。政権が変わっても終始変わらない。 山本:その原因はなんなのか。県民性なのか? 吉田: 人口減少を食い止め、地域活性化のためにはどうしたらい いのか。そのためには雇用を安定、拡大させ、経済を振興させるこ とが必要という意識が高いのではないか。 山本:IRセミナーは500人の定員が立ち見になるほど盛況だっ た。 吉田: 合意形成がなされており、九州の政財界も長崎を九州・長崎 IRを九州の第1弾にしようということで団結した。こうした客観的 な事実が弾みとなり、大盛況につながったのではないか。 山本:課題はやはり地理とかアクセスになる? 吉田: ハウステンボスの西側を適正価格で購入することになった。 大村湾にも面しており、長崎空港から高速艇に乗れば、30分で着 く。長崎空港からの距離も大阪とソウルはほぼ同じ1 時間15分ほど。東京と上海だったら上海の方が少し早 い。事業者からは車で2時間半以内に五つの国際空港 があるIRは世界中探してもないと高評価されている。 山本:長崎はクルーズ船の寄港も少なくない。これは 長崎IRにとって、どれほどの重要性があるのか? 吉田: 九州が全体の48%占め、博多港がトップ。でも長 崎港と佐世保港を足すと、それを上回る。今後、大型ク ルーズ船が泊まれる浦頭港もでき、100万人の往来が 期待できる。 山本:勝算を含めて今後のスケジュールは? 吉田: 時期をみて大阪のようにコンセプト案を募集した い。現在交渉しているのは20社ほど。大阪とも連携して いければと思っている。 開業へは最短のスケジュールにしたい。九州・長崎 IRが国が目指す地方創生につながるように。3カ所に 選ばれるように努力していく 。
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