Inside Asian Gaming

2019 年 8月 IAG JAPAN 35 コラムニスト Las Vegas in 2018 and 32 million came to Macau. Worldwide, casino revenue reached US$129 billion, but spending on the casino floor has fallen from 70% of a visitor’s spend in 1990 to less than 35% in recent years. NEW TECHNOLOGY – THE DRIVING FORCE FOR INNOVATIONS Thanks to newly available technology, there are opportunities for casinos to turn things around. The Internet of Things (IoT) and Blockchain are two topics which are causing a great deal of hype and excitement, not just in the technology circle but in thewider business world too. The idea is that putting them together could, in theory, result in a trustful and secure new layer of data processed by “smart” machines in the IoT. We do have a lot of potential “smart” machines on our casino floors that generate millions of data (and revenue) every second. We are just missing a trustful layer between operators and game makers. Digital assets (in-app avatars and accessories purchase) is now the leading revenue generator from new gamers in eSports and casual games. It is not happening on casino floors yet because of the disconnect between the game makers and the casino operators as explained earlier. A blockchain powered general ledger can help the situation by recording the ownership of the digital assets and connecting them to the “smart” gaming machines on the casino floor. The new system will directly bridge casinos and customers for increasing incentive to play on casino floors, and for a longer time as they do in eSports and modern casual games these days. In principle, it makes a lot of sense and there are several clear advantages to the idea. Firstly, casinos can offer unique digital accessories on blockchain to players that aren’t available for direct sale. The “smart contract” 我 々はカジノゲーミング、そしてより広義にはカ ジノ娯楽の価値は、今日のようなインターネッ ト時代には、他の形式の娯楽と同様に正しく 評価されるべきだと考えている。インタラクテ ィブ性、安全性、国際性、そして責任という点 において。しかしながらカジノ事業者とゲームメーカーの間にはい まだに隔たりが残っている。 カジノ事業者は自分たちが望むゲームを作る能力を持っていな い。それゆえにカジノフロアでプレイヤーと直接接触することを制 限している。 そしてカジノ事業者が顧客にアピールする高額な建 物に投資し、高い維持費がかかるロイヤリティプログラムを作り出 している一方で、結局のところ顧客が求めているのは、プレイした くて、そこにずっといたくて、そしてまた戻ってきたくなるような素晴 らしいゲームなのだ。 数字がそれを示している。事業者がマーケティングや新アトラク ションのための建物に高額の投資を行なってきたおかげで、2018 年には4,290万人がラスベガスを、そして3,200万人がマカオを訪 れた。世界全体ではカジノ収益は1,290億米ドル（約14兆円）に達 したが、近年カジノフロアでの消費額は1990年の訪問客の消費の 70%から35％以下にまで減少している。 新テクノロジー – イノベーションへの推進力 新たに登場したテクノロジーのおかげで、カジノにとっては状 況をひっくり返すチャンスがある。モノのインターネット(IoT)とブ ロックチェーンは、テクノロジー分野だけでなく、より広いビジネ ス業界でも大きな興奮と胸の高まりを引き起こしている2大トピ ックだ。そのアイデアというのは、それらを合わせることで理論上 は、IoTの「スマート」マシンによって処理される信頼性が高く安全 な新しいデータの層が生まれる。 我々は、カジノフロアに毎秒膨大な量のデータ(と収益)を生み 出す潜在的な「スマート」マシンをたくさん持っている。我々に足り ないのは単に事業者とゲームメーカーの間の信頼できる層なの だ。 デジタル資産(アプリ内アバターやアクセサリの購入)は今やeス ポーツやカジュアルゲームの新ゲーマーからのトップの収入源だ。 カジノフロアでは、すでに説明したようなゲームメーカーとカジノ 事業者との間の隔たりのせいでまだそれが現実になっていない。 ブロックチェーンで動く総勘定元帳は、デジタル資産の所有権 を記録し、それらをカジノフロアにある「スマート」ゲーミングマシ ンに接続することでその状況を改善することができる。この新シス テムは、カジノフロアでプレイしたいという気持ちを高めるために