Inside Asian Gaming

2019 年 6月 IAG JAPAN 67 テックトーク(技術) プレイヤーを表示する。 「市場の動向に従い、当社の新しい『Bāo Nǐ Fā』ジャックポットリ ンクは、前よりプレーヤーにとってより理解しやすく、楽しくなりまし た」と、スー氏は言う。 「また、世界初のSAS対応およびGLI認定の釣りゲームシリーズ 『King of Fishing』を発売することで、中国および東南アジアのプレ ーヤーの釣りゲームに対する親近感を利用している。なお、このシリ ーズは世界各地のアーケード会場やオンラインプラットフォームです でに人気となっているコンセプトに基づくものである」 約20年前の2000年に説立されたジャンボは、長年に渡り、製品の 動向についての認識やアジア各地のプレーヤーの嗜好の変化を基 に、製品開発をしてきた。そして今回、新製品のラインアップで、同社 は今や、アジアでのより広範囲な発展を狙っている。 「東南アジアと北東アジアは、今後数年間で最も有望な市場であ る」と、スー氏は言う。 「さらに、ベトナムは地元のプレーヤー入場を許可するカジノを 開設したばかりで、ミャンマーは間もなくギャンブルの法案を可決す る予定です。そして、プノンペンのナガワールドやカンボジアの他のカ ジノが拡大し続けるにつれ、当社は新たな機械の設置や置換の機会 も見込んでいます」 現実のものになるまで少なくとも6年はかかるものの、日本のIR は注目を集め、スー氏は、「潜在的なゲーミング粗収益および国内プ レーヤーの電子ゲーミングへの親密度により、すでに日本を当社の グローバル展開の対象と製品開発戦略に加えた」と、明らかにした。 ジャンボが本物の「メイドインアジア」である会社として、スー氏は 電子ゲーミング機の分野で競合他社の多くと比較した場合に、最初 から有利なスタートを切っていると考えている。 「この地域を主要市場と捉えているため、当社に地理的な優位 性とアジアすべての主要市場への容易なアクセスが可能になってい る。したがって、これらの地域におけるさまざまなプレーヤー層を詳し く理解することができる」とスー氏は述べ、この優位性の利用が、ジャ ンボの進行中のゲーム開発に影響を与えていると付け加えた。 「当社は2019年以降、新製品を市場の需要により近いものにし たいと考えている。 当社のD-27デュアル27インチディスプレイキャビネットを使った 『Bāo Nǐ Fā』や釣りゲーム『Caishen Fishing』という新製品で、東南 アジアと北東アジアで拡大を続けていきたい。 今年の終わりまでに、当社はまた新たなジャックポットリンクとス ロットゲームの発表を目指している。2019年は、アジアの新しい地域 と現在の置換市場の両方で、最新製品と共に当社の存在感を強め ていくことになる、間違いなく刺激的な一年となるであろう」そう、ス ー氏は語る。

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