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2019 年 6月 IAG JAPAN 61 フォーカス BB: Is it easier to create a diverse corporate culture when developing a new company or industry than changing an established one? JJB: Oh sure, because you’re building from the ground up so you can be very scientific about how you look for talent, how that talent is balanced, how you’re providing for small business and how many of those are women owned business. Building from the ground up is very different than trying to change a culture of 60,000 people. BB: In 1991 you became the first female mayor of Las Vegas and held the role for eight years until 1999. Do you feel you made a difference for women by breaking that glass ceiling? JJB: I know I did. I received a note from a woman about six months ago that read, “I’m writing to you because you came to my daughter’s third grade class and you were asking them what they wanted to be. She said she wanted to be a doctor and everyone laughed at her. You told her ‘Don’t listen to them. If you want to be a doctor, find your passion, go out there and get it’. I’m writing to tell you my daughter just graduated from medical school.” There are all of these people you influence that you are unaware of at the time. I still have people who say to me, “You’ll always be our mayor” because it was such a pivotal time in the city’s growth. Everyone saw Las Vegas as Sin City and all of a sudden it became this mega- destination. I think there are so many women in politics today in Las Vegas because they saw there was someone who could lead . BB: 過去18カ月間、ウィン・リゾーツの状況を非常に近くで見てこら れました。いかがでしたか? JJB: 何というか、すごい...「完全に新しい取締役会」になりました。取 締役会の中でいくつかの変化が見られ、一部の州や国が女性の割合 増加を求めています。しかし問題は、経営陣または取締役会のどちら かで少なくとも30%が必要なのです。取締役会や会話の中で男女の 割合が少しでも均等に近い感じる女性が多くいない限り、彼女たち の口数は減る傾向にあります。でも30%か40%いると分かれば、自由 に発言する傾向にあります。 BB: 日本に関してこの問題を見た時、どのような状況でしょうか? JJB: 大きな機会があります。ゴールドマンサックスが出した安倍晋三 首相のウーマノミクスに関するレポートを読みました。日本は女性の 71%が働いていると言います。それは事実です。しかしアメリカや世界 の他の場所と同じ問題がここにも存在します。彼女たちのほとんどが 低層にいるのです。上の層へ行くほど、彼女たちの姿はほとんど見当 たりません。 でも、労働者数が減少する中で、日本が前進するために最も活用 できる人材プールは女性です。ですので、IRは労働環境で実際に女性 を雇用して昇進させるための大きな機会だと思います。 レポートは、均等に近い割合に達することができれば、日本の GDPに10%の増加を作り出すとしています。それを勤務時間のOECD 平均に換算すると15%になるでしょう。 非常に大きな数字です。アメリカで給料を均等にするだけで、GDP にさらに12兆ドルを貢献することになります。世界で見ると38兆ドル になります。この問題を直ちに解決する方法を探さないのは、あまり にビジネス下手で、古い考え方です。鈍いと言う以外に言い訳が見つ かりません。 BB: 多様な企業文化を作ると言う点では確立されたものを変化さ せるよりも新しい会社や産業を開発する方が簡単ですか? JJB: もちろん。一から築き上げているので、人材を探す方法、その 人材のバランスをどうするのか、どのように小さなビジネスに仕事 を提供するのか、そのうちのいくつが女性が所有するビジネスなの かに関して非常に科学的になることができます。一から築き上げ ていくのと、6万人もの人の文化を変えようとするのは全く異なりま す。 BB: 1991年にラスベガス初の女性市長になって、1999年まで8年 間その役職を務められました。ガラスの天井を壊すことで女性にと って違いを生み出したと感じますか? JJB: 生み出したことが分かっています。ある女性から6カ月ほど前 に手紙を受け取り、そこにはこう書かれていました。「娘が3年生の 頃、教室にいらっしゃって、子供たちに何になりたいかと尋ねられま した。娘は医者になりたいと言い、全員がそれを笑いました。あな たはこうおっしゃいました。『彼らに耳を貸さないで。もしあなたが 医者になりたいのなら、情熱を見つけて、外に出てそれをつかみ取 って』娘がつい最近医学部を卒業したことをお伝えするためにこの 手紙を書いています」 その時には気づかずに影響を与えている人というのがたくさん いるのです。今なお「あなたはこれからもずっと私たちの市長です」 と言ってくれる人がいます。なぜなら街が成長する中で非常に重要 な時期だったからです。全員がラスベガスを歓楽都市として見てい たのに、突然この巨大観光地になりました。 現在ラスベガスの行政では非常に多くの女性が活躍しています。 なぜなら彼女たちはそれを率いることができた人物を見たことが あるからです 。

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