Inside Asian Gaming

2019 年 6月 IAG JAPAN 51 MGM has been trialing the Gamesource platform in Macau since October 2018. MGMは昨年10月に、ゲームソースのプラットフォームのトライアル版を設置した テックトーク(技術) 間、BMMテストラボと協力して、ゲームを作りたいがコンプライアンス やAMLのせいでカジノ用ゲームの作り方が分からないという新規参 入者が使用できる高いレベルでコンプライアンスを守る一連のソフト ウェアライブラリをモジュール化してきた。 想像力に富んでさえいれば、単にそれらのコンポ―ネントを使っ てゲームを構築できる。そしてそのゲームは必ずしもスロットを指し ているわけではない。当社のソフトウェアライブラリを使ってゲーム を作る限りは、認定を受けられるチャンスは95%以上になる。なぜな ら、我々はそれらのコンポーネントをBMMと一緒に作り上げている からだ」と語る。 事業者側では、ゲームソースは、ケージ(両替所)業務、スロット業 務、監査等をカバーする業務モジュール一式を組み立ててきている が、規制の観点で最も注目すべきはすでに組み込まれた規制当局モ ジュールだ。マカオのゲーミング監察協調局との協議で開発された このモジュールによって、規制当局はゲームソースプラットフォームと そのゲームの使用をリアルタイムで監視できる。 ラム氏は、「今いる競合他社の製品はリアルタイムではなく、常に 待ち時間が発生する。従って、規制当局向けに、今何が起こっている のかを監視するリアルタイムの設備を提供したのは当社が業界初と なる」と語る。 ゲームソースはこのプラットフォームをさらに拡大していく前に、ベ トナム、カンボジア、アメリカを含む主に4か国での展開に焦点を当 てている。そして、既に10の管轄地域で特許を取得済みだ。 そしてもちろんマカオがそのトップにあり、MGMは昨年10月に、顧 客がポイントでプレイできるトライアル版を設置した。ラム氏による と、そのトライアルは成功が証明されており、プラットフォームの正規 稼働モードは、最終的な承認を待って来月または再来月中にスター トする予定となっている。一旦稼働し始めれば、その「生態系」は規定 者、事業者そして開発者によって活性化される。 ラム氏は、「現在ライブラリには80のゲームがあり、MGMはその中 の7個か8個を選択した。今のところはかなりローカライズされたスロ ットゲームだが、今後スロットではない新しいゲームが登場する予定 だ。これは大きな転機だ」と説明する。 ラム氏はまた、MGMチャイナとの戦略的パートナーシップは都合 がいいということ以上の意味もあると指摘した。 さらに踏み込んで、「MGMリゾーツとパンジー・ホー氏との合弁事 業というのは、ゲーミングの世界では非常にユニークな企業だ。我々 はマカオの規制要件に従う必要があるだけでなく、ネバダ州の規制 にも従わなければならないため、世界で最もコンプライアンスを守っ ている会社の一つとなっている。 世界で最も厳しい規制地域はマカオとネバダであり、もしここ MGMマカオで本格展開できるなら、ネバダでも他のどの場所でも展 開することができる。我々の計画は最初から最高の業界標準を設定 するためにトップダウン式のアプローチを取ることに焦点を当ててき た。 また本社で働く社員が80名以上おり、その99%がマカオ出身者 だ。なので、これはマカオの人によって作られた実のマカオ製品であ り、マカオの規制当局や事業者に新しい基準を設け、その全てについ て、別の地域が後に続けるよう世界展開する目標をしている」と語っ た 。

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