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2019 年 5月 IAG JAPAN 71 Governor Yoshinobu Nisaka 仁坂吉伸知事 日本 2 006年に和歌山県知事に選ばれる前には、仁坂吉伸氏は約 30年間日本の経済産業省とその前身である通商産業省で 務めていた。90年代初頭に経済が停滞し始めて以来日本 に訪れた最高の成長機会の中で、経済発展セクターでキャ リアの全てを過ごした仁坂氏が、統合型リゾートを先頭に 立って推進することは少しも不思議ではない。 また、1950年に和歌山市で生まれた仁坂氏が、自分の故郷にIRを 誘致したいと考えるのも至極当然のことだ。和歌山県は、地方と呼ば れる他の地域同様、ビジネスや住民、特に若い人材の大都市への流出 を長年経験してきた。日本で3番目に大きな都市であり、2,200万人以 上の人口を抱える関西地方の中心である大阪は、和歌山からたった1 時間ほどの距離にある。 仁坂氏は3年間駐ブルネイ大使も務めたが、外交官としてしての経 歴が知事の率直な物言いに影響することはない。2017年、仁坂氏は Inside Asian Gamingに対して和歌山のカジノを外国人専用にすべき だと宣言したことでニュースに取り上げられた。しかし今はもうその考 えは持っていない。11月に4選を果たした仁坂知事は、IAGの総合編集 長、ムハンマド・コーエンによる最新のインタビューで、通訳者を通じて 自身の考えを包み隠さず語ってくれた。 ムハンマド・コーエン(MC): 地域型IRにとって和歌山が正しい選択と なる理由は何ですか? 仁坂吉伸知事(GYN): 私というよりも、世界中でIRをやっている業者さ んが4つのポイントをあげています。和歌山は関空に大変近く、大阪市 よりも近いですからね。その点において大変よろしいというのが1つあ ります。 2つ目はですね、和歌山も、京阪神地方の人口が多い地域の一部だ というところです。(関西の人口は)首都圏に次いで多いですから。 3つ目に、我々がIRの候補地と考えている和歌山マリーナシティです けれども、もう完成していて、インフラもちゃんと整っています。埋立地 ですけども、25年たってる。そういう地域ですから、今すぐにでも建設が 始められます。他の候補地はまだこれからインフラを整えなければい けない、埋め立てしなければいけないとなっているけど、和歌山県はも うすでにできあがっています。 4つ目にですね、この和歌山マリーナシティというのは、実は西日本 有数のヨットハーバーなんです。しかも、ここはマリンスポーツのナショ ナルトレーニングセンターでもあります。オリンピック選手の強化地域 であるとともに、ハイスクールの全国大会は全部ここで行われるという くらいマリンスポーツが盛んなんですね。レジャー型とかマリンスポー

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