Inside Asian Gaming

2019 年 5月 IAG JAPAN 49 Former Donaco Managing Director and CEO Joey Lim ドナコのジョーイ・リム元取締役 ジ ョーイ・リム氏は2002年に、ゲンティングループの創 始者であり祖父でもある故林梧桐(Lim Goh Tong) 氏と共にドナコ(ASXティッカー:DNA)を立ち上げ た。専務取締役/CEOとしてリム氏は、ベトナムのラ オカイでのドナコの進出、そしてポイペトのスター ベガスの買収で陣頭指揮を執った。12月、リム氏が「健康上および個人 的な問題に対処するため」に一時的に休職したことをドナコがASXに 伝えた。3月、ドナコは説明無しでリム氏との「雇用契約を終了」した。し かし、同氏は取締役として同社に残っている。 リム氏は、Inside Asiag Gamingの総合編集長、ムハンマド・コーエ ンとのインタビューで自身の見解を共有してくれた。以下はその抜粋を 編集したものである。リム氏の更迭やゲンティンの会長で叔父でもある リム・コック・タイ氏との間の父親の遺産を巡る訴訟に関しては今回の インタビューでは取り上げていない。 ムハンマド・コーエン(MC): なぜオーチャード・キャピタル・パートナー ズ(OCP)・アジアから融資を受けたのですか?そしてなぜ返済が行わ れていないのでしょうか? ジョーイ・リム: OCPの取引が最初に行われたのは2015年のことにな ります。OCPは、スターベガスの3億6,000万米ドルの買収資金を調達 するためのライツ・イシュー(株主予約権無償割当)に申し込むよう私と 私の家族に融資してくれました。 2015年、株式の質入れは全保有株の3分の1のみで、0.60豪ドルとい う価格でした。タイのベンダーとの訴訟、そして同じベンダーとの競合 によって、徐々にDNAの株価は影響を受け、株式の形での追加担保の 差し出しが必要になり、2018年初頭に私の全保有分が質入れされるこ フォーカス とになりました。 2018年末に、私の離婚訴訟が金銭的に大きな打撃となるまでは期 日を守って元本と利息の支払いに努めてきました。2018年11月に合計 約440,000米ドルを返済することができませんでした。 MC:ドナコはスターベガスの売り手であるソンブーン・スックジァリュ ンクライシ氏が道を挟んだ場所にカジノを建設していることは知って いたのですか?競合禁止契約はそこをカバーしていたのでしょうか? JL: 2015年にソンブーン氏が売却した施設の外にある彼の土地で開発 を行っていることは知りませんでした。

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