Inside Asian Gaming

2019 年 5月 IAG JAPAN 39 Silver Heritage opened Tiger Palace Resort Bhairahawa in November 2017 2017年11月にシルバー・ヘリテージがタイガーパレスリゾートバイラワをオープン コラムニスト ール、マレーシア、そして日本はそれを発展、適応させてきており、確実 に自らのカジノ規制の枠組みから現在も学んでいることを説明した。 ネパールは、自国のIR開発に対する投資家の信用向上に努めること の重要性を理解しながら、継続して未熟なカジノ法制を変化させてい く。 また、ネパール全土には小規模で限定的な娯楽設備をもつカジノ 施設が複数ある。ネパールの2013年版カジノ規制の曖昧さが引き合 いに出され、ネパール政府は今後まとめられる2018年版の新カジノ 法を強力に押し進めている。 2013年7月に「カジノ規定2070(Casino Rules 2070)」が議会を通過し、官報で発表された。その中で、年間30 万米ドル(現在は40万米ドルに引き上げ)の「カジノロイヤリティ(実施 料)」、10万米ドルの初期カジノライセンス料、そして10万ドルの年間更 新料の支払いが義務付けられており、現在、開業には60万米ドルの費 用がかかることになる。 ネパールの課税年度は7月17日から始まる。以前あったカジノ税と ロイヤリティの徴収の曖昧さによって最高裁での法廷闘争を引き起こ す結果となったが、新法を通過させることへの断固とした姿勢は将来 的なIR開発の可能性をさらに高めている。 ネパールには、2020年までに訪問客を200万人にするというビジョ ンがあり、中国とインドは2大主要マーケットとなっている。IRは今やア ジアでは一般的であり、ネパールが持つ経済と観光の大きな可能性 の証である。 ネパールでの投資と法規制の状況は現在変化しつつあり、そしても しネパールが現在の経済情勢で前進し続け、様々なインフラ計画を本 格的に展開できるなら、さらなるIRの拡大のための魅力的な環境を提 供することができる 。 *ネパール訪問中、同国のカジノ規制、政府構造についてご教示く ださり、カジノおよびIRのインサイトを提供してくださったマイク・ボル ソーバー氏とマドゥカル・タパ氏に感謝致します。

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