Inside Asian Gaming

2019 年 5月 IAG JAPAN 23 巻頭特集 IAG:サンシティは最近、新しい旅行アプリのリリース、ロシアとカンボ ジアのゲーミング事業への投資、そしてもちろんホイアナの開業準備 と、非常に積極的に動いています。サンシティにとってこれほど多様な ビジネスを追求することが重要になった理由は何ですか? アンドリュー・ロー: その通りです。我々は多種多様な商品に投資を行 っており、その大半がギャンブル以外です。IRをデザインする時、カジノ のことを考えるのは一番最後になります。なぜなら、我々は新しいバカ ラゲームやブラックジャックゲームを発明しているわけではないからで す。カジノはカジノです。 でも、どのようにして自社のIRにお客さんを呼ぶのか?どちらにして も彼らはカジノに行きますよね?そこが面白いポイントなんです。ご存 知の通り、ベトナムは当社初のIRですから、それについてはいろいろと 取り組んできました。 2年前、ベトナムにあるクラウン・ダナンという小規模カジノでVIPル ームをオープンしました。テーブルは12台あります。なぜそれを2年前に 始めたのか?ホイアナのためにマーケットを温めているからです。 カジノ業界外の人間が海外でカジノをやろうとして、そのカジノが現 地住民に向けたものではないというのを時々目にします。しかし外国 人専用カジノは、住民用のカジノとは全く異なる物であり、開業の1、2 週間前に宣伝を開始した場合、誰がマーケティングディレクターを務め ようとも、多くのお客さんを呼び込むのは難しいと思います。 その多くがマカオ、シンガポールもしくはどこか他のホームカジノか らの客であり、その成功はマーケティングというよりもマーケット自体 の成功だということがよくあります。 そもそも、サンシティとは何の会社なのか?我々はマーケティング会 社です。そして今、我々はIR投資会社、IR運営会社として、次のステップ に進もうとしています。 IAG:現在、サンシティはかなり積極的に拡大しています。マニラ、メル ボルン、シドニー、プノンペンで事業展開し、ベトナムでホイアナをオー プン、そしてシアヌークビル、ロシア、韓国にも進出しています。他に興 味がある地域はどこですか? AL: 既存の顧客は中国、韓国、台湾といったアジアからのお客さんで す。ですので、移動時間の利便性を考えると、アジア諸国が現在我々が 焦点を当てている地域です。 IAG:オーストラリアはアジアに含まれますか? AL: はい、そして最近オーストラリアでの機会についてゴールドコースト 市役所からEメールを受け取りました。(編集者注: クイーンズランド州 政府が3月に、スター・エンターテインメント・グループのザ・スター・ゴ

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