Inside Asian Gaming
2019 年 4月 IAG JAPAN 67 日本 60回以上になっており、過去最高になりそうです」と話すが、まだまだ 可能性を秘めているのは確かなようだ。 クルーズ客船の母港化を計画 これを受け、大阪市も大阪港周辺のインフラ整備に着手する。2025 年開催の大阪・関西万博、24年開業予定の大阪IRを控え、「夢洲」に国 際旅客ターミナルを設け、クルーズ客船の母港化を計画。さらに、ここ を拠点に九州、四国、西日本方面や京都、奈良などの近畿一円にイン バウンド客をスムーズに運ぶ考えだ。 「空と海」大阪を日本観光のゲートウェイに 構想では夢洲北岸の岸壁で「夢舞大橋」の西側にあたる長さ1,350 ㍍、幅約100㍍が設置場所。最も波が穏やかなことが候補地に選ばれ た理由だが、IR候補地と隣接する点も見逃せない。 「中央突堤は210㍍しかなく、いまのままでは大型船が寄港できる のは天保山だけでしかも1隻だけ」と寺尾さん。夢洲新港ができれば、 世界最大とされる22万㌧、全長360㍍級の客船2隻が同時に接岸でき るという。これらと同時に建設を進めている鉄道ターミナルやバスター ミナルとも直結させることで、空と海の両面で大阪が目指す日本観光 のゲートウェイとしての役割を果たして行きたい考えだ。そう、夢洲に はそれだけのポテンシャルがある。 奇しくも神戸、大阪を発着する国内フェリー各社にも変化が起きて いる。「オレンジフェリー」や「さんふらわあ」が相次いで新造船を投入。 全室個室など、これまでにないサービスで瀬戸内海や九州航路の需要 を喚起している。 「飛鳥Ⅱ」に乗船し、船上カジノを疑似体験 先日、神戸港に向かった私は日本が誇る豪華客船「飛鳥Ⅱ」を間近 で眺め、試乗見学する機会に恵まれた。もちろん初体験だったが、その スケールの大きさは想像をはるかに超えるもの。全長241㍍、5万142 ㌧。まるで動くホテルそのものだったが、いまやこのサイズだと中型客 船だと聞き、2度驚いた。 今回、乗船した目的は洋上カジノが疑似体験できる「モンテカルロ」 を訪れることだった。ここでは運営する日本カジノスクールの谷村義 治客船カジノマネージャー(49)らが応対してくれた。会場にはルーレッ ト台、ブラックジャックのテーブルが2台、スロットマシンが19台設置。も ちろん、日本国籍の船ということで、あくまでアミューズメント。それで も、18時オープンから閉店の24時まで連日40~50人が非日常の空間 を楽しむという。 「カジノとクルーズ船は相性がいいですからね」と谷村さんは話す。 本格的な船上カジノはいつ解禁になるのか。まだ日本版カジノもでき ていないのに「飛鳥Ⅱ」でカジノに興ずる自分の姿をついつい想像し、 にやついてしまった 。
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