Inside Asian Gaming

2019 年 4月 IAG JAPAN 61 特集 BB: 香港証券取引所のメインボード(大型企業向け市場)に上場する 計画はありますか? HN: 検討はしています。まだ決定はしておらず、議論している段階で す。それについては2019年のどこかのタイミングで決定すると思いま す。 BB: APEは以前アジアへの拡大計画を表明していました。現在どの国 で大規模な営業を行っていますか? HN: マカオが今もなお最大のマーケットですが、ここ1年程は東南ア ジア全土から大きな関心が寄せられています。マカオは昨年少し減速 しましたが、カンボジアでいくつかオープンし、今年の後半にはカンボ ジアとベトナムの両方でさらにオープンする予定をしています。 BB: 拡大するにあたって最も大きなチャンスがあると思うのはこの2 カ国ですか? HN: そうですね、ある程度は。マカオにもまだチャンスはあります。コ タイに2020年のオープンを控える新しいカジノが2つあります。グラン ド・リスボア・パレスとリスボエタです。これによってAPEに新たなチャ ンスがもたらされます。なぜならマカオでは全てのオープニングが数 年前の同時期に集中したために、少し成長が鈍化していました。 しかし、東南アジアの方が速いスピードで成長しています。今年、ホ イアン・サウス・ディベロップメントが開発しているホイアナを含むいく つかの新カジノがベトナムでオープンします。ホイアナ・カジノは、サン シティー・グループ・ホールディングス傘下のサンシティー・グループ・ マネジメント・アンド・コンサルタンシー(SGMC)によって運営される予 Konami’s “Fortune Cup” has been installed in two Macau casinos コナミの「Fortune Cup」を マカオの2つのカジノに設置 定です。サンシティーは、カンボジア、ベトナム、ロシアそして韓国など の国々にあるカジノにも参入しています。 ETG(電子テーブルゲーム)の需要がベトナムで大きく伸びています。 また、カンボジアでは、シアヌークビルやその他複数の場所でかなり いろいろなことが進んでいます。これらが現在我々が新規ビジネスを 行っている場所になります。 他に、フィリピン、カンボジア、ベトナムなどの全ての市場で、EGMの リースに関する問い合わせが増えています。 BB: マカオのゲーミング産業がテーブルゲームに支配されているのは 明らかです。マカオにおけるEGM市場の現在の状況についてどうお考 えですか? HN: EGMはマカオのゲーミングフロアではほんの一部を占めるにす ぎません。しかしマーケットは非常に広いのです。テーブルゲームが推 進力ではありますが、それでもEGM市場もかなりの大きさがあります。 マカオについて話すとき、多くの人はこのことを忘れがちです。 マスマーケット部門でも安定した成長が見られていて、私たちの顧 客であるカジノ事業者6社はこの部門でサービスを提供する新たな道 を模索しており、それがAPEのような企業に素晴らしい機会を提供し てくれます。なぜなら、EGMやETGはそれにぴったりだからです。 またそれが、先ほど申し上げたように「Fortune Cup」のような製品 が大きな可能性を秘めている理由でもあるのです。カジノ事業者はカ ジノフロアで注目を集めるような面白い新製品を探しています。そし て彼らが求めるものを提供するための扉が我々へと開かれます。全て は新しくて面白いものを提供するということに尽きます。

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