Inside Asian Gaming
2019 年 2月 IAG JAPAN 31 ムハンマド・コーエン(MC): パラダイスは、済州島、仁川、釜山そしてソ ウルにカジノを持っています。どうして仁川にIRを建てるのでしょうか? パク・ピョンヨン(PYP): 中国と日本に関して言うと、実際仁川が完璧な 場所なのです。空港から5分、徒歩で10分、車では2分。 以前は(空港の)グランド・ハイアットにカジノがありました。お客さん は5時間ギャンブルを楽しんだ。その後「さぁ他に何をしようか?」と考 えるのです。でもここには何もありません。ソウルまで行かなければな らないのです。IRがあれば全てが揃います。コンサート、K-Pop、レストラ ン、ショッピングモール、免税店。 人々が韓国を訪れる目的は2つあります。韓国文化を楽しみ、景色 を見たい人達。その目的ならソウルかまた別の場所に行きます。もしギ ャンブルと何か近代的なものを楽しみたいのならここで完結します。他 の場所に行く必要がありません。 MC: シーザーズとインスパイアのオープンを懸念していますか? PYP: 実際、スタッフの多くがシーザーズを懸念しています。しかし、これ をハードルとしては考えたことはありませんでした。なぜなら韓国のIR はより韓国スタイルであるべきだからです。そうでなければ、人々はマ カオやシンガポールに行きます。ラスベガススタイルをやっても、シンガ ポールやマカオより優位に立てる点がないのです。だから我々はより韓 国スタイルにフォーカスしています。 MC: IRが増えるとゲーミングのパイが大きくなると予想しますか? PYP: はい。パイは大きくなるはずです。セブンラックが2005年にオープ ンした時にそれを経験しました。1,2年の間は非常に大きな影響を受 けましたが、3,4年後にはパイがかなり大きくなりました。 仁川は完璧な場所 パラダイスシティの事業者であるパラダイス・セ ガサミーの代表取締役社長兼CEOであり、パラダ イスグループの社長でもあるパク・ピョンヨン氏 が、Inside Asian Gamingの総合編集長のムハン マド・コーエンと対談し、朝鮮半島初の統合型リ ゾートと韓国のカジノ産業が直面する重要課題 について話し合った。 特集
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