サンシティグループのアルヴィン・チャウ前会長が最近まで一部所有していた香港上場の金融サービス会社が、社名とロゴの変更を発表した。
サン・インターナショナル・グループ・リミテッドは14日(火)、新社名をインペリウム・ファイナンシャル・グループ・リミテッド(Imperium Financial Group Limited)に、中国名を太陽國際集團有限公司から帝國金融集團有限公司に変更することについて株主の承認を得たと発表した。
新しい社名は、同社の会長兼常務執行取締役であるチェン・ティン・コン氏の所有権を反映している。同氏は最近、ファースト・チアー・ホールディングス・リミテッド(First Cheer Holdings Limited)と呼ばれる会社を通じてチャウ氏と共同所有していた62.82%の株式をすべて取得した。
同氏は、サンシティグループの過半数株主であるフェイム・セレクト(Fame Select Ltd)の株式も50%所有(残りの50%は依然チャウ氏が所有)。また、オンラインゲームやeSports、貸金業、クラウド・コンピューティング、家具や家庭用品の製造と販売などの事業を行うもう一つの香港上場企業、インペリウム・テクノロジー・グループ・リミテッド(Imperium Technology Group Limited)の会長である。
IAGが以前報道したように、チャウ氏は、組織犯罪、違法賭博、マネーロンダリングの容疑でマカオの司法警察により逮捕される以前に、サン・インターナショナルの株式売却により約900万米ドル(約10億円)を獲得している。
同社は以前、社名変更は「グループの将来の事業発展をよりよく反映」し、「当社の将来の事業発展に向けた利益を作り出し、当社と株主全体の利益となるより適切な企業イメージとアイデンティティをもたらすだろう」と述べていた。
新社名となったインペリウム・ファイナンシャル・グループ・リミテッドは、貸金業、証券および先物の仲介、資産管理サービス、不動産投資、デジタル通貨のマイニング、およびスタリオンに関心を持っている。