違法カジノ店摘発が相次く。今月23日、東京・歌舞伎町(新宿区)で緊急事態宣言中も営業し、およそ2,700万円を売り上げていたとみられる違法カジノ店が摘発された。
違法カジノ店の責任者ら4人は、新宿区歌舞伎町にあるビルの一室で客にポーカー賭博をさせた疑いが持たれている。店内にいた客10人も現行犯逮捕され、その後、釈放された。ホストクラブの従業員などが客として来ていたという。店は紹介制で、掛け金の5%を手数料(レーキ)として徴収しており、今年5月からおよそ2,700万円を売り上げていたとみられている。
ここ最近、違法カジノの摘発が相次いでおり、IR整備法が施行されてから取り締まりが厳しくなったと見る向きもある。違法カジノ摘発といえば、そのほとんどがバカラ賭博でありポーカー賭博での摘発は珍しい。
現在、日本ではポーカーブームが巻き起こっており、今年9月から11月にラスベガスで開催された世界最大のポーカーイベントであるWSOP(ワールドシリーズ オブ ポーカー)にも多くの日本人が出場し、2人の優勝ブレスレット獲得者(いままで獲得した日本人は今回合わせて計5人)をはじめ、多数の入賞者を輩出した。
今回の違法ポーカーハウス摘発は、国内なポーカープレイヤーが増加していることの裏返しとも言える。
この事件の報道を受けてインターネット上では「ポーカーのイメージが悪くなるからこういうことはやめて欲しい」「逮捕されるリスクを考えたらオッズ計算ができていない」などと、多数のポーカーファンから批判のコメントが寄せられている。