会長兼執行取締役
SJMホールディングス
会長
SJMリゾーツ
取締役
STDM
パワースコア: 1,017
昨年の順位: 25
評価理由
- 2018年6月、父親で「カジノ王」のスタンレー・ホー氏からSJMホールディングスの会長職を引き継いだ
デイジー・ホー氏がSJMの会長に就任して今年で4年目となる。これは、姉妹であり支配株主のパンジー・ホー氏の陣営と、CEOのアンブローズ・ソー氏や取締役共同会長のアンジェラ・レオン氏といった、より保守的なリーダー集団との間の権限分担の取り決めが安定していることを示している。
デイジー・ホー氏が在任している間、会社は安定しており、信頼でき、サプライズは少ない。一部の人は、父親である故スタンレー・ホー博士と比べて、より規模の大きなSTDMを支配しているのが姉妹のパンジー・ホー氏であるというレンズを通して見ており、そのような視点から見れば彼女は適任者だ。
コロナ禍にもかかわらず、2021年、デイジー・ホー氏は将来性のある会社としてSJMにより集中することができ、SJM初のそして唯一のコタイの統合型リゾート、グランド・リスボア・パレスが年半ばにソフトオープンした。
理想的ではない状況の中で、この施設がコタイの他の巨大リゾートと競う価値のある相手であることを証明するには少し時間がかかるだろう。つまり、ホー氏は継続してマカオ半島にあるより規模の大きなSJMの施設の業績、特にプレミアムマスの市場シェア拡大に焦点を当てていく必要がある。
株式アナリスト達はSJMに充分なコーポレートガバナンスがあるかに疑問を投げかけ続けており、株主たちがさえない市場シェア、コロナ禍のダメージ、カジノコンセッションキャンペーンについて懸念していることで、ホー氏の役割が益々試されるようになるだろう。
ホー氏は信徳集団(シュンタックホールディングス)のCEOおよび副マネージングディレクターとしての長い経歴から得た経験全てを駆使する必要があるだろう。そしてこの試験期間は、ホー氏がこれら課題を切り抜けていく中で、より高いレベルの個人的資質を示す機会を与えてくれる。