ゲンティンが43億米ドル(約4,770億円)を投入したアメリカ旗艦施設リゾートワールド・ラスベガス(RWLV)は、多くの施設・アトラクションが未だオープンしていないにもかかわらず、第1四半期に売上高1億7,500万米ドル(約201億円)、調整後EBITDAが2,700万米ドル(約31億円)を記録した。
25日(木)に発表されたゲンティン・バーハッドの業績では、米国および英国のゲーミング事業の改善、プランテーション部門の成長、電力・石油・ガスへの投資による収益増加により、グループ全体の収益は6%増の35億マレーシアリンギット(約949億円)となった。今回の業績については、新型コロナ完成拡大による閉鎖措置によりマレーシア及びシンガポールでのカジノ収益が減少したことにより、若干相殺された形となった。
2021年6月24日にオープンしたRWLVの業績について同社は、ネバダ州が公共施設屋内でのマスク着用義務を課していることが、業績にマイナスの影響を与えていると述べ、ホテルの稼働率は54.9%となり、これは「(新型コロナ感染予防対策に関する)様々な措置によりコンベンションがいくつかキャンセルされたことが原因」とも話している。
Zoukナイトクラブ、スパ、小売店、レストランは21年第3四半期にオープンし、第4四半期にはさらに小売店、レストラン、そしてザ・シアター at RWLVがオープン予定。
6月24日開業から2021年9月30日までのRWLVの総売上高は、1億8970万米ドル(約218億円)、調整後EBITDAは30.7百万米ドル(約34億円)となった。