社長兼COO
ゲンティン・シンガポール
会長兼CEO
リゾートワールド・セントーサ
パワースコア: 942
昨年の順位: 24
評価理由
- ゲンティンにシンガポールでのゲーミングライセンス獲得入札に勝利をもたらす
- ゲンティン・グループで最も利益の多いリゾートワールド・セントーサを運営
僅か数カ月前、ゲンティン・シンガポールは日本の統合型リゾート誘致レースで横浜のパートナーに選ばれる可能性が最も高いとされていた。
反対派の新市長は、同社と同社のアジアでの事業拡大計画の夢を一瞬で吹き飛ばした。
しかし、タン・ヒー・テック(陳啟德)氏には、ゲンティン・シンガポールとリゾ ートワールド・セントーサの統合型リゾートの将来に関して前向きに捉えている理由がある。
ラスベガスサンズとその子会社マリーナベイ・サンズと同様に、ゲンティン・シンガポールは、シンガポール国内及び海外からの常連顧客による恩恵を受けており、他のアジアランドベース市場のような急激な損失を回避しいてる。
会計では黒字に回復し、GGRが前年比61%増加、そして第3四半期に順次4%増加したことで、リゾートワールド・セントーサの将来は明るいものとなっている。
更に先の見通しを強化したのは、同社が過剰なクレジットでVIPプレイヤーを惹きつけようとし、過去数年間で大きくなっていた売上債権のチェックを大きく改善したことにある。
ゲンティン・シンガポールのしっかりとした運営と同氏の下で改善されたコンプライアンス記録は、時代に適合し、同社がスロットマシンとホテルの規模を30億米ドル(約3,412億円)以上で拡大継続していること、没入型テーマパ ークであるユニバーサルスタジオシンガポール、そして非ゲーミング型施設であるコンベンションやMICEの改善など様々なサービスに自信をもたらしている。
同社のホームタウンを超えたタン氏の日本での活躍は静かで、信頼高く、専門的であり、その全ては、ゲンティン・シンガポールがその国で将来チャンスを掴む可能性がある事を認めるものであった。