社長兼CEO
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループ
パワースコア: 677
昨年の順位: 48
評価理由
- 2009年フィリピン初の統合型リゾートとしてデビュー以来、リゾートワールド・マニラを主導
- 待望のエンターテインメント・シティ計画を、香港のサンシティグループとのパートナーシップにより実現化
リゾートワールド・マニラの運営事業者であるトラベラーズ・インターナシ ョナル・ホテル・グループは、新型コロナ感染拡大の影響によりマニラのゲーミング業界が低迷する中、エンターテイメント・シティにある同社のウェストサイドシティ統合型リゾート計画による一時的な利益を得たことにより、21年第2四半期利益は回復した。
第2四半期の収益は、前四半期比12%減の46億フィリピンペソ(約103億7,000万円)となり、そのうちGGRは46億フィリピンペソ(約76億6,000万円)となった。
同社とって事業展開は確実に興味深い方向に進んでいる。トラベラーズ社は、ウェストサイド・シティリゾートワールド計画に深く関与しており、この計画には、サントラスト・ホーム・ディベロッパーズが開発する10億米ドル(約1,139億円)のカジノホテルが含まれている。サントラストは、香港に上場しているサンシティグループとメガワールドが主な投資家である。
同社の既存の施設はマニラにあるIRの中で唯一エンターテイメント・シティに位置していないが、ニノイ・アキノ国際空港のすぐそばに位置しているという利点がある。2009年に開業したRWMはカジノ、数軒のホテル、ショッピングモール、劇場を備えており、最近では新たな棟としてヒルトン・マニラ、シェラトン・マニラ、そしてオークラ・マニラが加わり、940室の客室が追加され、急速に施設を充実させている。