最高経営責任者
Sportsbet
パワースコア: 744
昨年の順位: 無
評価理由
- 英国ゲーミング大手Paddy Powerの元マーケティングディレクター
- オーストラリアの競合の厳しいスポーツベッティング市場において、タブコープに次ぐNo.2の地域を築く
バーニー・エヴァンス氏とSportsbetにとって、この数年間は実りの多いものであった。競合の激しいオーストラリアのブックメーカー市場の中でオーストラリア第1位のブックメーカーとなった。事実、最近のSportsbetの躍進はめざましく、長年にわたって市場をリードしてきたタブコープに取って代わってト ップに立ったほどである
同社の成長は、2020年にSportsbetブランドの所有者であるフラッター・エンターテイメントとBetEasyを所有するスター・グループがタブコープとの差を縮めるという明確な目標のもと、2つのスポーツブックが1つに統合された合併によるところが大きい。
この統合により確実に配当金をもたらした。2019年に6億1,800万米ドル (約704億円)の収益を上げたSportsbetは、2020年には100%以上増の14億8,000万ドル(約1,687億円)となり、2021年の最初の6カ月間だけでも8億1,100万米ドル(約924億円)まで再び成長したと報告されていた。クレディ・スイス社によると、昨年の合併完了時にはSportsbetとBetEasyの合計で26%と推定されていた市場シェアは47%まで拡大し、タブコープの市場シェアは50%以上と言われていたものから39%まで減少したとのこと。
エヴァンス氏は、Sportsbetが英国ゲーミング大手Paddy Powerに買収された後、2011年にオーストラリアに渡り、それら全ての事業の流れを監督してきた。元々Sportsbetのマーケティングディレクターを務めており、2016年10月に最高商務責任者に、2018年3月にCEOに就任した。
同氏は、世界的な大手メディアニューズ・コープの英国法人で戦略プランナーとして勤務した後、オンラインマーケティングディレクターを経て、Paddy Powerのマーケティングディレクターとして10年間勤務した経験を持ち、オーストラリアのスポーツベッティング界に豊富な経験をもたらしている。