日本のセガサミーホールディングスは、2021年9月30日までの6ヶ月間の売上高が22.4%増の1,348億9千万円となったことにより、前年同期の217億2千万円の赤字から120億1千万円の親会社の所有者に帰属する利益を計上した。
同社が45%の株式を保有する韓国のIRパラダイスシティと日本の非ゲーミング施設フェニックス・シーガイア・リゾートからなるリゾート事業では、ほとんど動きがなかったにもかかわらず、このような改善が見られた。
昨晩の発表の詳細では、韓国の外国人専用カジノ運営会社パラダイスとの合弁会社パラダイスシティでは、テーブルドロップが2020年の40.3%、ゲスト数が58.4%にとどまっており、新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年のテーブルドロップとゲスト数が2019年に比べてすでに抑制されていることが指摘された。
フェニックス・シーガイア・リゾートの客数は、2021年9月30日までの6ヶ月間で前年同期比55%増となったが、それでも2019年の72%にとどまった。
この結果、リゾート事業の売上高は前年同期比70.6%増の38億3千万円、経常損失は39億6千万円となり、前年同期の46億6千万円の損失から縮小。
パチンコ・パチスロ部門は売上高が前年同期比117%増の233億4千万円、損失が13億2千万円となり、前年同期の124億3千万円の損失から改善。パチスロマシンの販売台数は4,000台から31,000台に、パチンコ台の販売台数は11,000台から23,000台にそれぞれ増加し、「ほぼ計画通り 」に推移した。
セガサミーのPCおよびコンソール向けゲームを含むエンターテインメント・コンテンツ事業は、売上高が1,074億7千万円、利益が前年同期比34.7%増の227億1千万円となり、最も好調だった。