サイエンティフィック・ゲームズは、ライブカジノゲームの販売事業者であるオーセンティックゲーミングを買収した後、ライブカジノ市場に初参入した。
この買収は、サイエンティフィック・ゲームズが米国の資産運用会社ブルックフィールド・ビジネスパートナーズ LPに60.5億米ドル(約6,872億円)で宝くじ地事業売却したことを発表してからわずか1週間後に行われる。これは、同社がデジタル分野への投資を増やすという会社戦略の一環である。
マルタを拠点とするオーセンティックゲーミングは現在、さまざまなライブカジノ製品を介してヨーロッパのiGamingにサービスを提供している。ルーレットで最も有名な同社は最近、ライブ ブラックジャックを事業ポートフォリオに追加した。いずれのゲームも選ばれた一部のヨーロッパのカジノのゲーミングフロアからだけでなく最先端のスタジオからもストリーミングされている。それらのゲームは現在、Entain、888、Betway Group、LeoVegas、MrGreenなど主要な事業者と統合されている。
サイエンティフィック・ゲームズによると、オーセンティックゲーミングの買収により、同社内の開発能力が世界をリードするライブカジノ製品構築に向け強化される。これにより、「世界中のプレイヤーに没入型の体験を提供し、同社はコンテンツIP、ランドベースカジノの関係性、および主要なOpenGamingプラットフォームをさらに活用して、この面白い分野の成長を加速させることが可能となる」と述べている。
また同社は、オーセンティックゲーミングの製品提供を米国市場全体に拡大する計画も発表。この計画には米国を拠点とし、製品のローカライズに重点を置いたスタジオの新設も含まれている。
同社のバリーコトルCEOは、次のように述べている。「オーセンティックゲーミングが我々のファミリーに加わり、プレミアム製品の事業ポートフォリオが拡大することで、クロスプラットフォームの世界的大手のゲーム会社になるという我々のビジョンを実行できることを嬉しく思う。
オーセンティックの総合力、弊社の実績あるテーブルゲームタイトル、およびオープンゲーミング・プラットフォームにより、我々は独自のオムニチャネルの手法を用いて成長中の米国の市場機会を活用することが可能になる」。