JPモルガンのアナリストによると、26日(火)にビクトリア州王立委員会の調査結果が発表された後、クラウン・リゾーツがメルボルンのカジノ運営を継続できるというニュースは、国内ライバル企業のスター・エンターテイメント・グループにとって嬉しい知らせとなった。
フィンケルシュタインによるレポートは、クラウンがライセンス保持に関して不適正であるという判断されたが、同社が適性を満たすまで少なくとも今後2年間クラウン・メルボルンは運営を続けることができるという同社が概ね納得できる最良のシナリオを提供したに違いない。この影響により、26日(火)のクラウン株は8.7%上昇し、またスター株も4.6%上昇となった。
スターは現在、ニューサウスウェールズ州で独自の規制調査に直面している。これは先月、クラウンを屈服させたものと同様のメディア報道を受けたことによる。
JPモルガンのドン・カルドゥッチ氏とマイケル・ジェームズはレポートの中で、フィンケルシュタイン委員の報告はスターにとって「多くの」意味を持つとし、以下のように言及した。
「[スターの]不正行為がクラウンのように「悪い」ものであった可能性は非常に低いため、ニューサウスウェールズ州の公聴会からのやり取りに悪影響を与える可能性は低い。
残念ながら、(スターに関する尋問の)完了予定は[2022年]に入ってもしばらくかかるため、ネガティブな感情が長期間続く可能性がある。しかし本日の発表を受けて、取引への影響は最小限になると予想している」。
そして、両氏はクラウンをオーバーウエートとした。同社は「歴史的にも、今後2年間の規制監督による予想される影響に関しても」割引価格で取引を続けていると述べている。
彼らは火曜日のクラウン株の終値10.50豪ドル(約902円)に対して目標価格を15豪ドル(約1,288円)に設定した。