ギャラクシー・エンターテインメント・グループは、中国銀行マカオ支店が発行する「生物多様性をテーマにしたグリーンボンド」に1億人民元(約18億円)を投資することを明らかにした。
アジアで初めての試みとされるこの債券は、マカオの第14回5カ年計画で示されたグリーンファイナンス戦略を支援し、金融面での発展や、マカオのグリーン産業と多様化の促進を目的としている。
また、同社は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた中小企業の財務上の課題を克服するための政府の呼びかけに応じて、中国銀行マカオ支店が発行した中小企業を対象にした新型コロナウイルスの影響緩和ソーシャルボンド(約15億円)を購入。
同社は、このソーシャルボンドへの投資後も同銀行と緊密に連絡を取り合い、社会の持続可能で環境に優しい発展を支援するための様々な提案を検討してきたと述べている。
「生物多様性をテーマにしたこの画期的な融資への参加は、マカオの多様化の取り組みを積極的に支援することを含め、『コミュニティから得たものはコミュニティのために使う』という当社の哲学に合致する」と同社は説明。
「過去に発行されたグリーンボンドとブルーボンドに続き、中国銀行マカオ支店の生物多様性をテーマにしたグリーンボンドの発行は、マカオのグリーン開発とイノベーションを推進するもう一つの重要な取り組みだ」。
「また、アジアの発行体による生物多様性をテーマにしたグリーンボンドの発行は初めてであり、金融機関による生物多様性をテーマにしたグリーンボンドの発行は、世界で初めて第三者の検証を受けたもの。これがグリーンボンドの魅力をさらに高め、マカオの金融機関が世界のグリーンセクターに積極的に参加し、影響力を持っていることを示している」。
この債券は、マカオと香港の両方で上場している。