マカオの新型コロナウイルス対応調整センターは、10月4日(月)深夜に市内で73症例目および74症例目の新型コロナウイルス新規感染者を確認。同日の新規感染者数は3人となり、ゴールデンウィーク中に珠海との国境が再開される可能性は事実上なくなった。
72症例目の感染者は、9月26日(日)から仕事でマカオに滞在していた珠海在住の46歳の男性で、その数時間後に2人の感染が確認された。この男性の検査結果が陽性だったため、政府は同日午後9時から48時間に、マカオに住むすべての人を対象とした3回目の大規模集団検査の実施を発表した。
2人の感染者はマカオ非居住の56歳と40歳の中国人労働者で、いずれも72症例目の男性と一緒に仕事をしていた。73人目は新型コロナのワクチンを2回接種したが、違和感がなく無症状であったことが報告された。
マカオのIR事業者らは、正午に予定されていた珠海との国境再開を当局が中止したことで、厳しいゴールデンウィークを迎えることになった。公安警察が発表した数字によると、ゴールデンウィークの最初の3日間の訪問者数は合わせて4,906人。内訳は先週1日(金)が1,749人、2日(土)が1,373人、3日(日)が1,784人となっている。
比較すると、2019年の10月のゴールデンウィークにマカオに到着したのは98万人で、1日平均14万人だった。