マカオから珠海入りする人への14日間の隔離措置撤廃計画が昨夜30日、土壇場で中止となり、マカオのエンタ―テイメント・観光事業者にとっては、大型連休前夜に再びの打撃となった。
この決定の2日前、マカオの賀一誠行政長官は、10月1日午前0時に隔離措置が撤廃されることを願っていると述べていた。代わりに、14日間の隔離要件は維持されることとなり、終了日はまだ発表されていない。
隔離措置は、マカオ特別行政区政府、広東省政府および珠海市政府の間で30日(木)に行なわれた三者間の長いビデオ会議後の同日に撤廃されることになっていた。今回の方針に関する最新情報が発表されたのは撤廃予定時間のたった1時間前。結局のところ広東省が、新型コロナの感染拡大状況を考慮して、現在の隔離措置の維持を選んだ。
先週マカオで発生した新型コロナの小規模感染拡大後、隔離措置が延長されたのは48時間で2度目。マカオは9月24日以降、合計8人の新規感染者を報告しており、そのうちの6人が指定隔離ホテルに関連する市中感染。マカオはここ2日間新規感染者を報告しておらず、大規模一斉検査からの全サンプルは陰性という結果が出たものの、今回の展開は、近隣地域で現在も続く不安感を反映している。
14日間の隔離措置は、当初3日間実施され、9月29日午前0時終了予定だったが、その後48時間延長されていた。今回の措置がいつ撤廃されるかはまだ発表されていない。