ゲンティン・バーハッドの副CEOであり、同グループ会長兼CEOのリム・コック・タイ氏の息子であるリム・ケオン・ホイ氏が、最新のナイトクラブ “Zouk”をリゾートワールド・ラスベガス(RWLV)にオープンさせた。
Zoukラスベガスは、9月17日(金)にオープン。約2,400平方メートルのメインルームでは、スーパースターのオランダ人DJ、Tiëstoがパフォーマンスを行った。同ナイトクラブは、ザ・ディストリクト・アットRWLVと呼ばれる約6,500平方メートルの商業施設に沿って配置されており、同施設内には他のナイトクラブであるアユ・デイクラブ、フフ・レストラン・アンド・ラウンジ、レッドテイル・スポーツバーがある。
37歳のリム氏は、2020年9月にそれまで副CEOを務めていたゲンティン・香港からZoukグループを買収。新型コロナ感染拡大の影響で、クルーズ船大手のゲンティンが資本を維持するべく非中核資産を売却しようとしたためだ。
Zoukは2015年にゲンティン・香港によって買収されたもので、すでにシンガポールでZoukの名称でナイトクラブを運営しており、フランチャイズを通じてクアラルンプールとリゾートワールド・ゲンティンにも出店している。
6月24日にオープンしたRWLVは、40軒以上の飲食店、5,000人収容のコンサート・エンターテイメント会場、約23,000平方メートルの会議・宴会スペース、5.5エーカーのプール、約11,000平方メートルのカジノフロア(117台のテーブルゲームと1,400台のスロットマシン)、5つのプライベートゲーミングサロンを備えている。
また、ラスベガス・ヒルトン・アット・リゾートワールド、コンラッド・ラスベガス・アット・リゾートワールド、クロックフォーズ・ラスベガスの3つのヒルトン・ブランドで3,500室のホテルを有し、ゲーミングフロアを含むリゾート全体でキャッシュレス支払い技術を採用するなど、ストリップ地区で最も技術的に進んだ施設として注目されている。